映画『ノーボーイズ・ノークライ』

一昨日、09年公開の日韓合作映画『ノーボーイズ・ノークライ』を鑑賞した。主演にハ・ジョンウ、妻夫木聡。



■ともに歌おう、アジアの純真

外国人の出る映画はあまり好きではないので、観はじめてからしばらくはうまくストーリーに入ることができなかった。

それでも、ヒョング(ハ・ジョンウ)の人間味溢れる演技に次第に心をひかれていく。

善と悪がはっきりしていて、まどろっこしい裏切りがなかったり、組織内での厳格な上下関係など、少し日本と異なる印象は受ける。けれども目的へ向かってまっすぐに進む、そして逃げる主人公たちの冒険を描くという点ではよく出来ていると思う。

伏線の張り方も粗いんだけども、だからこそわかりやすい。人によって好みは分かれるかもしれないけれど、僕は好き。
享(妻夫木)とヒョングがカラオケ大会に飛び入りデュエットするシーンなんて凄くいい。

ストーリーは悲しく、せつない部分が大きい。あのラストシーンは日本映画ではなかなかできないはず。

ヒョングを演じたハ・ジョンウは臆病な心を隠しながら、ボギョンの影に怯えるキャラクターを上手に演じている。

一方の妻夫木は、序盤の口数が少なくミステリアスな雰囲気は良かったけど、喋るようになってからはどうもいまいち。途中でストーリーの主眼がヒョングから亨に変わったのもいただけなかった。

全体的に見ればシリアスなやるせなさを描いた良作だと思う。

評価は★★★★☆。

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