映画『クローズド・ノート』

昨夜は映画『クローズド・ノート』を鑑賞。
原作は雫井脩介。主演に沢尻エリカ。監督は行定勲。

■原作を忠実に再現した…はずが

原作は3月に読了。とても丁寧に描かれた作品だった。特に日記に表された伊吹先生の学校生活のくだりは読みごたえがあった。

序盤は、原作を再現しようとしすぎたのか、あるいはバックグラウンドを説明しようとしたのか、詰め込みすぎな感じが否めなかった。
40分を過ぎてからようやく落ち着いて観れるような感覚。僕としては。

沢尻エリカの香恵役と伊勢谷友介の石飛役、伊吹先生役を演じた竹内結子はよくマッチしていたと思う。
香恵は原作よりも媚びてしたたかな感じもしたけど、それはそれでありだと。

■鹿島と星美に違和感

でも、脇が甘かった。鹿島役の田中哲司、星美役の板谷由夏は明らかに原作のイメージと違っていた。さらに、香恵のマンション、学園都市という町並み、香恵がバイトをする文具店もなんだかなーという感じ。

あと、小学校で制服なんて…私立かよ。生活感がないんです。
鹿島の描き方もなんだか探り探りにみえた。映画の時間枠は決まっているのだからある程度見切って省いてもいいと思う。田中哲司ならなおさら。

中盤以降は原作のエピソードに強弱をつけていて良かった。『翼をください』の合唱シーンなんて胸が詰まった。
音楽も素敵だし、マンドリンの使い方も効果的だったと思う。

香恵の一人称と伊吹先生の独白調と再現が難しかったのは確か。良かったところと、悪かったところ両方が目立った作品だった。
評価は気持ち厳しめの★★★☆☆。


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