映画『シーサイドモーテル』

映画『シーサイドモーテル』(10年)を鑑賞。
主演に生田斗真。『SEASIDE MOTEL』という場末のモーテルを舞台にした作品である。

■腹八分目は貴重な体験
シーサイドとは名ばかりで山(森)の中にひっそりとそびえるモーテルの中で物語は進む。『キサラギ』や『大洗にも星は降るなり』、『約三十の嘘』などのように限定されたエリアで劇画調に描かれている。

一つの建物に複数の人間が存在し、なおかつ性質上、一つの部屋に複数人数が存在しうる。従って、物語としては絡ませやすい。

登場人物としては、生田斗真、麻生久美子、山田孝之、玉山鉄二、柄本時生、成海璃子、古田新太、池田鉄洋、小島聖、山崎真実といったところ。ただし、彼等がみな相互にリンクするかというとそうでもない。

だからこそ、わざとらしくないとも言えるのだけど、伏線の張り方はバレバレ過ぎて、またそのわかりやすさが良かったりする。

映画の尺が100分くらいで、ちょっと物足りないというか、もっと膨らませてほしかったような腹八分目の感覚。でもこれも貴重な感覚なのかも。最後には一応まとめるのだけど、逆にぼかして観る側に選択肢を与えても良かったかもしれない。

出演者のシーンによって、雰囲気が異なっていて、生田斗真とか古田新太のそれと山田孝之、玉鉄のそれは明らかに温度が違う。ここらへんも僕は好き。
前者が悪いのでは全然ないけど、山田、玉山、成海の三人は本当に作品を引き締めていた。
成海璃子はやっぱりああいうキャラクターが上手いなあ。

腹八分目感で星一つ減点だけど、高評価の★★★★☆。
普通に面白い。


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