映画『時をかける少女』

おはようございます。新年一発目。
東京沿岸のこちらでも大雪でした。今日が凍って大変そう。

さて、先日というかもう一ヶ月前になりますが、久しぶりに録画してあった映画を鑑賞。2010年の『時をかける少女』を観てみました。筒井康隆の原作は未読。また、06年公開のアニメ版も観ていない。

主演に仲里依紗。



■仲里依紗と中尾明慶がイイ感じ

主人公・あかりが母の若かりし時代に遡り、過去の歴史を塗り替えるという禁断の行いに迫る、タイムトラベルとしては王道の軸。
ただし、その軸はあくまで細いものであって、物語のメインは病床の母に託された言葉の謎解きを行い、在りし時代の大学生・涼太(中尾明慶)に魅せられていく姿を描いたもの。この中尾と仲里依紗の絡み方が恋慕感情に振れすぎることなく良い具合。

ストーリー以外の細かい部分をいえば、あかりがタイムスリップするときの背景の作り方。時をかける、とはこういう形でも表現できるのかと感心した。
また、あかりが涼太と会ってまもなく、カメラ付き携帯を未来人の証拠として見せるシーンがあるが、その時に涼太がとった反応が自然だった。

僕たちがもし35年後の文明利器を見せられたらきっとあんな反応になるだろう。飾り過ぎず、人間の素が出た演出が多かった。

ラストはレールに乗ったものだったが、観ている側としては感動し、良かったなと思える形だった。伏線の拾い方も文句のつけようがなかった。

仲里依紗は安心して観られるし、一つ一つの仕草に18歳のキャラクターが感じられる丁寧な演技。元気なやんちゃ坊主のイメージが強かった中尾明慶も、やや奥手なサブカル男子を嫌味なくえんじており、幅が広がったなと感心した。

監督は谷口正晃。SFの持つ不可思議な要素を残しつつ、人間ドラマもきっちりと描いて良い作品だった。

評価は★★★★☆。

【追記】

仲里依紗と中尾明慶のその後は皆さんの知る通り。
いつまでも仲良くお幸せに!

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