映画『アントキノイノチ』

今日は帰宅後、映画『アントキノイノチ』を鑑賞。
2011年公開、原作にさだまさし、岡田将生と榮倉奈々のW主演。監督は瀬々敬久です。
遺品整理会社の仕事を通じて生きていることの意味、存在を実感していく物語。
二年前の番宣で結構観ていたので自分の中でのとっかかりは出来ていました。
■ふざけたタイトルとは裏腹に…?
さて、ストーリーと役者について。
岡田将生は少し吃音のある主人公の役だったけど、上手にこなしていた。クラスメイトの松坂桃季くんがキャラ的にも演技面でも残念だったので余計に差がついて見えたかな。
言い方が悪いけれど、少し不自然だったり、影のある役をやるのが岡田将生は上手いと思う。
榮倉奈々はひたすらに可愛い。というか愛しい。この頃のショートカットはドラマでグッドライフを観ていた頃かな?
主演の二人は、負うエピソードには再現場面を含め大して濃さを感じなかったのですが、それを補って余りある存在感でした。
あと役者では柄本明の出てくる場面はエピソードと演技がともに高いレベルで涙腺を刺激するカットになっているし、岡田将生と榮倉奈々の先輩役で出演している原田泰造が凄い。
原田泰造の演技だけでもお金を払って観る価値があると思えるほど。
彼が凄いのは、もっとも”らしい”言葉を言う時にそれが嫌らしく、あるいは演技っぽく見えないこと。
日常性とか、表情とかが見えにくい言葉って、演じるのが紋切り型になってしまって難しいと思うんだけどね。
泰造凄い。
ストーリーは、岡田将生が自身の家族での経験を遺品整理の依頼者に重ね合わせて食ってかかったところが押し付けがましいと思った程度。あとはスムーズに流れているし、場面の区切り方も良いと思う。
ラストシーンはいろいろと動いたのもあって、本当に胸が締め付けられた。
神様がいるのなら、なぜ?って思った。
テーマの切り取り方は手法を含めて抽象的。ただし、役者の上手さと中盤以降の場面の動かし方で、かなり心を揺さぶられる作品だったと思います。
GReeeeNの主題歌も秀逸。
あとは岡田将生(永島キョウヘイ)と榮倉奈々(ユキ)の呼称も見所かな。
純粋に感動しました。
評価は星5つ。ぐすん。
★★★★★

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