映画『鴨川ホルモー』

昨日は『鴨川ホルモー』も鑑賞。主演・山田孝之。本木克英監督、2009年。

万城目学の原作を読んだのはもう6,7年前かな。当時僕は大学生で、舞台が京都の大学だったので第一印象はイマイチだったけど、読んでみたら非常に面白かった。
ただし、何となくでしか覚えていないので、この映画を観て「そうそう、コレコレ」と膝を打つような感覚ではなかった。
記憶力が貧しくてすみません。
■オニを映像化するとこうなるのか!
主人公・安倍を演じる山田孝之に、脇を固める濱田岳に栗山千明、荒川良々。(栗山千明は正直不得意なのですが、この作品の楠木という女子生徒役は非常に可愛い)
これだけでもう安心して鑑賞できるお墨付きがついたようなものですが、ホルモーにまつわるオニや不可思議現象を、映像化するとこんなアイデアになるのかーっと感心させられるような出来。
安倍が想いを寄せた早良(芦名星)もまた魅力的で、彼女にデレデレする山田孝之が気持ち悪くて、でも感情移入できて、そして最高に可笑しい。高村を演じる濱田岳も笑いを提供するツボを心得ていて、やはりこちらも気持ちよく笑える。
声を出して笑える作品って、やっぱり気持ちいい。
ストーリーの進め方に関しては、後から考えると小説もこんなものだったかなくらいだけど、鑑賞中は原作とのすり合わせも全く思い出さないほどにのめり込んだ。
時間軸の区切り方も山田孝之の語り部が入って上手い。
ホルモーとは何か、だなんて小説の読者も、演じている俳優もわからないだろうけど、用語を含めた謎を少しでも解釈しようという意図が感じられる時間の割き方と演出。素晴らしかったな。
京都の風情ももちろん、さらには学内の描写をきっちりすることで学生としての生活感を感じることができた。
主要の俳優陣については言うことなし。芦名星は、僕が安倍でもついていきたくなるくらいの魅力的な女子大生だったし、石田卓也は案外スマートな役がハマるんじゃないかなと見直したくらい。まぁ少しいい人オーラが出過ぎかな。
斉藤祥太、慶太兄弟も(僕の中では)珍しく仲良しの双子を演じていて新鮮かつ気持ちの良い演技っぷり。
小説を読み直して映画とすり合わせのレビューを後日やりたいと思います。
映画は満点。★★★★★。

スポンサーリンク