映画『SPEC〜漸の篇』

おはようございます。
昨日、映画『SPEC~漸の篇~』を鑑賞。
『SPEC~スペシャルドラマ零~』
2012年公開『SPEC~天~』
2012年放送『SPECスペシャルドラマ~翔~』
■上がって下がってまた上がり
この三年間、ドラマでアガって、昨年のスペシャルドラマと映画で下がって、今年のスペシャルドラマでまたアガって、と僕の中ではイマイチ掴めない『SPEC』。
今回の『漸』は29日公開の完結篇への繋ぎという非常に大切な役回りです。
昨日は夜にオランダ戦を観たかったので、朝イチで映画館へ。
土曜日ということもあってか、客数は案外多くて15人くらい。
上映開始。まずはこれまでのおさらいをサクッとやってくれる。
これはこないだの『零』を含めても良い傾向。
前作まで観ていても、昨日の今日ではないのだから、ちゃんと振り返って記憶のピースを嵌めていく作業は必要。
作り手が独りよがりでなく、視聴者のことを考えるようになったのかなと思う。
前作『天』でもったいぶって先送りした白づくめの正体をあっさりと序盤で出したのも好印象。
勿体つけないで新キャラはポンポン出して行った方がそりゃあテンポも良くなる。
たぶん上映時間は90分ほど。尺の短さも好印象。
■シンプルプラン
物語は、もう何か新しい物事が出てくるわけではなく、最終地点に向かってひたすらに闘い続ける感じ。
ただ、その最終地点がぼやけた作り方をしているので、この先どうなるのか全くわからない。これは、いい意味でのぼかし方。
バトルシーンや追跡シーンは本当にビクッとするようなところも多くて、臨場感が素晴らしかった。
『天』で僕が酷評したあまりにもコミカル過ぎる部分も全く感じなかった。
それでいて、もちろん笑えるところもある。ま、周りの人と笑うポイントが僕は違ったのでこのあたりは人それぞれですね。
野々村係長にミヤビちゃんが「お・も・て・な・し」と言うシーンがありますが、明らかに五輪が決まって以降のアフレコでしょう。時期的に見て。当初は「おたのしみ」だったはず。
でもそんなところにこだわりを見ることができたのも、僕がポジティブに堤幸彦作品を捉えるようになったから。
ドラマなどでも最終回前のヤマの回は非常に面白いことが多いけれど、それを差し引いてもケチの付けようがなかった。僕にはね。
Yahoo映画の評価は低かったけど、本当に、面白かった。短くても、1800円払った価値がありました。完結篇楽しみだ!
作中の言葉を借りれば、「シンプルプラン」に徹した作り手の成長が見られた、ということ。
★★★★★。

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