映画『青い鳥』

先ほど映画『青い鳥』を鑑賞。

主演に阿部寛、監督は中西健二。重松清の原作は未読。

いじめにより、一人の生徒を自殺未遂、転校に追いやった2年1組に、重度の吃音を持つ村内という教師(阿部寛)が赴任してくる。
いじめられていた生徒のことを想起させることにより、クラスの子供たちの問題意識を高めていく、というのが本題。
■吃音の演技には疑問符
いじめ、とりわけ中学レベルのいじめでは、今作のケースのように、いじめている側に罪の意識があまりない、というものは珍しい。
高校生に比べて言葉の刃物をオブラートに包むことも知らなければ、気に入らないものには徹底的に制裁を加えるのが中学生の常である。
阿部寛演じる村内は重度の吃音とのことだったが、その演技は少し疑問符がついた。
『アントキノイノチ』の岡田将生の演技には感心したが、阿部寛のものにはいささか大袈裟感が否めなかった。
というのも、僕自身、吃音のある先生に教わったことがあり、その先生と比べるとどうも。
ただ、個人によってレベルが違うものであるだろうから、あくまでも疑問符という表現にしておく。
いじめに加担した(止められなかった)罪悪感に苛まれる園部くんを演じた本郷奏多。あれ、どっかで見たなと思ったら、千葉雄大主演の『白戸修』に出てた。役名忘れたけど。
なかなか影のある演技と口を真一文字にキュッとしてるのが印象的だった。
よく見る太賀くんもクラスのボス的存在で登場。もう少し濃い演技が見たいのだが、いつもこういう配役で残念。
なお、彼に責任はないのだが、少しキャラがぶれ過ぎていた。
本来中学生なんてブレブレで当たり前なんだけど、にしても、である。
ストーリーの性格上、展開の山場もなく、セリフもそんなに多くないので静かに演技だけで台本を進めることが多い作品。
刺激的ないじめの題材を好むかどうかによって評価はわかれそうだけど、少し甘かったかな?ま、重松清だからね。
でも村内先生の台詞はいいのあるよ。ま、これも重松清だからね。
評価は★★★☆☆。
阿部寛
2009-07-24


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