映画『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』〜長澤まさみの意外な一面〜

HDDに録ってあった『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』を鑑賞。樋口真嗣監督、主演に松本潤、長澤まさみ。

無知で申し訳ないのですが、オリジナルは黒澤明監督の同名作品で、ジョージ・ルーカス監督がスターウォーズに落とし込むほどのお気に入りだったそう。

黒澤ファンとしては傑作に推す方も多いようで、大幅に構成も雰囲気も変えているこのリメイク作品に対しては酷評も少なからずあります。

ただ僕はオリジナルを知らずに観たので、原作との比較云々はできないことをご了承ください。

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近未来的な特撮戦国時代

時は戦国時代。
秋月、早川、山名の三国間における物語を描いたもの。

端的に言えば、滅ぼされた国の姫と残党が、同盟国へ逃れるという話である。

姫を演じた長澤まさみは序盤では誰かわからないようなメイク。

先日まで『明日、ママがいない』を観ていたので木村文乃かな?と思うくらい。

出演者についての予備知識も全くなかったので長澤まさみと気づいたのは姫が捕らえられた中盤以降だった。

滑舌の悪さはともかくとして、男言葉で話す長澤まさみ姫は特撮ヒーロー戦隊の強気な悪役美女のようで良かった。

「ぽく」なかった長澤まさみ(C)2008「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」製作委員会

さて、特撮といえば、この作品は大いなる近未来的な特撮戦国時代。

オリジナルにインスパイアされたスターウォーズに回帰のインスパイアともいうべきか、敵将の椎名桔平はさしずめダースベイダー。

ピストルは打つわ、爆発がどっかんどっかん起こるわで、歴史に詳しくない僕でさえも時代背景との齟齬を禁じ得ないくらい。

VFX(視覚効果)っていう手法と初めて知ったんだけど、まぁ国の要塞が事細かに作られ、爆発する。

本当に砦というより要塞です。それこそヒーロー戦隊の悪役が集うようなああいう要塞。んで、正義の戦隊が斬って斬って援護射撃して、って感じ。

なので、松潤の意味不明な変貌ぶりもあいまってストーリーを追うことは途中で放棄。

それでも最後まで飽きずに観たのはこの作品のスピード感と、戦国時代にあるまじき特撮の襲撃シーンが面白かったから。

台詞でも表情でもプロットでもなく、単純にその過剰な演出に「嘘でしょ」と吹き出してしまった。

けして馬鹿にしてるのではなくて楽しめたっていう意味で。

衣装から戦闘シーンまで作品全体を覆うやり過ぎ感。

原作ファンはどう思うかわからないけど、僕らみたいな黒澤映画を知らない世代とするとなかなか楽しめる作品じゃないかなと思います。

冒頭のテロップ説明は妙にレトロ調でびっくりした。

評価は★★★☆☆。

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