映画『沈まぬ太陽』

昨日は09年の映画、『沈まぬ太陽』を鑑賞。

山崎豊子の原作は未読。
話題になった作品だし、原作は未読といっても何となくの筋は知っている。
友達が当時映画館で観たらしいが、休憩が入ると言っていた。
なるほど、3時間半の尺ではそれも納得である。

さて、その尺の問題なんだけども、序盤は飛行機事故、労組という二つの機軸を丁寧に時間をかけて描いていた。
そこに時間を割いたからこそ、後のストーリーがわかりやすくはなるのだが、中盤から急に描写のテンポが変わるというか、端折られた印象を受けたのは僕だけかな?

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わかりやすい勧善懲悪

序盤は時間をかけた割に時系列がわかりにくくてそこも気になった。子供たちがいつあんなに(柏原崇と戸田恵梨香)成長したのかも最後までよくわからなかった。

白い巨塔もそうだけど悪役がはっきりと存在していて、主人公に視聴者が感情移入しやすいように描かれているのが山崎豊子作品。

もちろんそれも良いのだけども、個人的な好みとして映画については少し一本調子で飽きる。三浦友和が演じる行天という男の言い分ももう少し明かしてはどうだっただろうか。
でも、長編作品なので善悪の二分化がないと収拾がつかないだろうからね。しょうがないかな。

良かったのは渡辺謙の演技全般。
原作を知らないのであれだけど、下戸という設定なのかな?三浦友和との酒の席でジュースを飲んでるのが印象に残った。

事故被害者の遺族の演技も良かった。電気屋の家族に社長が謝りに行くところなどは素晴らしい。

大企業においての労組とはいかなるものなのか、というのも少し勉強になったかな。限りなく日航をターゲットにしたノンフィクションっぽいフィクションなので投影も楽。
思ったほど3時間超えの時間は気になりませんでした。

評価は★★★★☆。

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