映画『僕と妻の1778の物語』〜小説が素直に秀逸〜

11年の映画『僕と妻の1778の物語』を鑑賞。

星護監督、草彅剛、竹内結子。

 

SF作家と、大腸がんを患った妻の夫婦愛を描いた実話を基にした作品である。

ぼくと妻の

▲大杉漣さん。優しい笑顔。 (C) 2011 関西テレビ放送 フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 S・D・P FNS26社

 

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ショートショートが面白い

タイトルでおおよそのストーリーの見当はついた。

だが、冒頭で草彅演じる朔太郎が銀行にお金を下ろしにいき、窓口の妻・節子(竹内)と交わす言葉で引き込まれる。

いかにも宇宙人的な作家である朔太郎と彼のマイペースととことん付き合う節子。

節子の病気が発覚してからもなお、微笑ましい高校生カップルのような関係は続いていくのだが、とにもかくにも朔太郎の書く短い小説が面白い。

入院以降のシーンは単調で、彼の小説もまた殺伐とした日記調になってしまったものの、谷原章介や陰山泰ら脇を固める役者のスッキリ感がこの作品では奏功した。

草彅や竹内結子含めて、記憶に残る演技をする役者はいなかったが、朔太郎の小説が随分出来の良いものだったので余計にそれが引き立った。

子供の頃に思い描いていたような、ありえない宇宙やロボットのファンタジーを紡ぎ出すSF作家に拍手。

★★★★☆。

 

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