映画『舟を編む』

おはようございます。

前回の『舟を編む』読了記事の通り、映画も速攻で観に行ったんですが、半月遅れのレビューになってしまいました。

■意外や意外!な馬締と香具矢

上映間もないというのに、レイトショーの客は自分含めて3人。寂しい。

まず、この作品に対しての評価はぼくは3.5点。四捨五入で★4つくらいの正直少しがっかりした結果に。
辞書編集部の編纂の流れだったり、いわゆる”舟を編む”作業に関してはよく再現できていたし、観る人がわかりやすくて興味を持ちやすい構成だったと思う。
原作のシナリオも特に壊すことなく再現していて、仕事についての描写はおおむね納得。

あと予想された馬締と香具矢のラブシーンは拍子抜けするほどに皆無だったのでそこは加点ポイントでもあり減点でもあり。少し物語として平板になってしまったかなと。

一番腑に落ちなかったのは、原作を読んだ次の日の鑑賞で自分の中でのイメージ付けが強かったこともあったけど、自分が小説を読んで感じた物語のヤマの部分と、映画で見せたいと作り手側が思ったであろうシーンが重ならなかったこと。これはしょうがないことでもあるし、原作のイメージ付けを施しすぎてしまった僕が悪い。

でもそんな勝手な僕が勝手な感想を述べることが許されるならば、映画版は少なくとも3つ、琴線に触れた小説の部分を逃している。

前に『容疑者Xの殺人』を観たときも同じような感覚に陥ったけど、原作を読んでキャラクターをイメージ付けしてしまうのは僕の悪い癖かもしれません。

■原作は後読みの方が良いかも?

原作を読まずに映画だけ観たという同僚は非常に良かったと言っていました。
僕は、もう一度観たいとまでは思えない作品でしたが、原作云々のフィルターをかけずに観ればもっと面白いのかもしれません。

繰り返すけど、編集の仕事ぶりは本当にわかりやすく描かれていた。原作にも出てくる用例採取カードとは何か。また、赤字(抜け)が一つあっただけでどれほどの労力を費やして再確認に入るのか。
人の手でやっているからこそ感じられる辞書編集部の苦労はきっちりと再現している。

原作読まなくても十分理解できます。
後読みの方がいいかも。

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