映画『ツレがうつになりまして。』感想〜宮崎あおいと共にむせび泣く〜

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もう半月前になりますが、映画『ツレがうつになりまして。』を見に行きました。
佐々部清監督。宮崎あおい、堺雅人。

『ツレうつ』のスタッフ、キャスト

監督:佐々部清
原作:細川貂々
脚本:青島武
ハルさん:宮崎あおい
ツレ:堺雅人
杉浦:吹越満
高崎和夫:津田寛治
川路:犬塚弘
三上隆:梅沢富美男
加茂:田山涼成
栗田保男:大杉漣
栗田里子:余貴美子

あらすじ紹介

実写ドラマ化もされた細川貂々の同名コミックエッセイを、「半落ち」「夕凪の街 桜の国」の佐々部清監督が映画化。実直なサラリーマンの夫に頼りきりだった漫画家の妻が、夫のうつ病発症をきっかけに、夫婦の関係を見つめ直していく姿を描く。2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」でも共演し好評を博した宮崎あおいと堺雅人が、同ドラマ以来約2年半ぶりに強いきずなで結ばれた夫婦を再び演じる。

出典:映画.com

予告編で何度も象徴的なシーンを観ていたので、結構覚悟して観に行きました。どうせ定番の感動系なんでしょう?って感じで。

以下、感想部分で作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。



はいはい、泣くのね。あれ?あれれ?

前回の『モテキ』とは異なり、封切りからすぐなのにも関わらず観客はレイトショー相応の数。

前に座ったカップルの女の人が、「あたし、絶対泣くからね」と言っているのを聞いて、はいはい、涙もろいアピールおつです、とか思いながら上映開始。

映画はツレ(堺雅人)が無気力のような鬱状態になってしまい、そんな旦那を優しく支えていくハルさん(宮崎あおい)というほっこりした雰囲気で進んでいった。

あれ?

あ、あれれ……?

ぅぐぐ…あれ?
ごしごし。

何でだろう、拭いても拭いても涙が流れてしまう。

ごめんよ。前の席のお姉ちゃん(←もちろん泣いてる)。

何がやばいって、宮崎あおい。

とにかく宮崎あおい。

堺雅人は軟弱な役が合っていないのか、のめり込みすぎているのか、そんなにも良いとは思わなかったが、あおいちゃんはすごかった。

『モテキ』では森山未來の動きの鋭さに感心したけど、この作品の宮崎あおいは単純に演技が、全てが素晴らしい。
気丈に明るく、でもどこか張り詰め続けていた緊張状態。

あおいちゃんと共に笑い、あおいちゃんと共に泣いた。

咽び泣いた。件のカップルの彼氏も泣いていた。

うつ病に対する偏見や誤解を解くことができたかは正直わからない。けれど、この宮崎あおいを感じられたのは十分にお金を出す価値がありました。

脇の作りが伏線を持たせるような持たせないような、意味深なものだったので機会があればもう一度見たい。

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