映画『orange-オレンジ-』ネタバレ感想|須和マジ良い奴すぎて泣いた

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こんにちは。織田です。

今回は2015年公開の映画『orange-オレンジ-』を鑑賞した感想をご紹介します。

土屋太鳳さん山﨑賢人さんが主演。高野苺さんのコミックスが原作になっています。

アニメ版もありますが、今回は実写映画版のみを観た感想としてご紹介させていただきます。

この作品では、菜穂(土屋太鳳)翔(山﨑賢人)の二人に加え、須和(竜星涼)という友達の存在感が非常に大きなものになっています。

良いヤツとかそういうレベルを超えたキャラクターでした。ある意味本作品の主人公です。

本記事では、須和の視点になって考えてみた感想を書いていきます。
映画をご覧になった方向けの感想記事となります。ご了承ください。

この後、本記事はネタバレ部分に入ります。映画をまだご覧になっていない方はご注意ください。



あらすじ紹介

高校2年生の高宮菜穂(土屋太鳳)に、10年後の自分から手紙が届く。そこには、26歳になったときに後悔していることが数多くあること、転校生の翔(山﨑賢人)を好きになるが、彼が1年後に死んでしまうことがつづられていた。当初はイタズラだと思った菜穂だったが、手紙に書かれていることが現実に起こり始める。菜穂は後悔しないため、そして翔を救うために行動を起こす。

出典:シネマトゥデイ

スタッフ、キャスト

監督 橋本光二郎
原作 高野苺
高宮菜穂 土屋太鳳
成瀬翔 山﨑賢人
須和弘人 竜星涼
茅野貴子 山崎紘菜
村坂あずさ 清水くるみ
萩田朔 桜田通
翔の母 森口瑤子

長野県の松本松稜高校に通う高校2年生の菜穂(土屋太鳳)に、「10年後の私」から手紙が届きます。

東京からやってきた転校生の翔(カケル=山﨑賢人)が、10年後にはもう死んでしまって、いないという未来の事実。菜穂はその未来と翔を救うために行動を起こし始めました。

以下、感想部分で作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。



パラレルワールドのおさらい

映画内のパラレルワールド

この映画は、翔(山﨑賢人)が死んでしまった2025年の現実世界から、2015年の菜穂(土屋太鳳)に手紙が届くことから始まります。
今(2025年)の私たちは当時、翔を助けられなかったことをとても後悔している。だから10年前の私たちに、過去を変えてほしい=翔を死なせないでほしい、という内容です。

過去を変えることでその先の未来が塗り替えられるという歴史の改変は、よくタイムリープもので起きるものではありますが、『orange』の上手いところは手紙を受け取った菜穂たちの進む世界を、(翔が死んでいる)10年後の世界線とは違うパラレルワールドとして明示していることです。

映画では中野先生が世界「A」と平行する世界「A’」として授業で説明していましたね。

翔が2015年12月31日に亡くなり、その後に菜穂と須和が結婚して子供をもうけた世界線を「A」とするならば、2015年4月に菜穂が手紙を受け取り、少しずつ翔との「過去」を変えようとしていった世界線は「A’」となります。

「未来」を知っている人が過去のある地点にタイムトラベルしてくる場合、「過去」の時点に自分が2人存在しうる可能性がありますが、『orange』において未来の情報を持ってタイムリープしてきたのは「手紙」だけです。

だから手紙を受け取った世界線「A’」の菜穂は、手紙に書いてあること以上の未来の情報は知らないんですよね。

協力者・須和の存在

2015年の12月31日、翔は死んでしまう。

菜穂は10年後の自分から受け取った手紙のお願いに従い、後悔を消すべく2015年の日常を少しずつ変えようと試みます。
孤独でつらい戦いです。

けれど、8月23日、須和(竜星涼)から着信を受けた菜穂は、そして映画を観ている私たちは、思わぬ事実を知ることになります。

「翔のことで相談があって…。手紙が…信じてもらえるかわかんないんだけど…」(菜穂)

「菜穂、大丈夫。心配すんな。届いた、手紙。」(須和)

俺にも届いたと手紙を見せる須和。協力者、秘密の共有者の誕生です。

泣きました。
ここまでその他大勢の1人として描かれていた須和が、物語の中心に躍り出てきた瞬間です。

その他大勢として描かれていた須和の行動に、どれだけの意図が隠されていたのかを思い出し、涙が止まりませんでした。

須和だけが知る未来

ここで気になるのが、菜穂(土屋太鳳)須和(竜星涼)は、どこまで未来を知っていたのかということです。

菜穂が知る未来
  • 2015年12月31日、翔が死ぬ
  • 10年後、私たちは翔の祖母に話を聞きに行く
  • 未来の私は後悔している
須和が知る未来
  • 2015年12月31日、翔が死ぬ
  • 10年後、私たちは翔の祖母に話を聞きに行く
  • 翔はずっと菜穂のことが好きだった

翔の誕生日パーティーの日、須和は「10年後の自分」から託された願いを、翔への花束という形でプレゼントします。
「逃げんなよ」という言葉とともに、翔と菜穂をくっつかせようという狙いでしたが、単純に「2人の仲を応援する良いヤツ」には止まらないと思うんですよね。

この後、「翔が死んだ世界線(A)での2015年・冬」のシーンが、この作品で唯一挿入されます。

このシーンを経て2025年の須和は、菜穂に翔の真実の想いを伝え、10年前の翔と菜穂がお互いの気持ちを通わせることができるように、10年前の須和へ見守り役を託します。

10年後の須和は手紙に、俺にはサッカーがある。だからサッカーを愛し続けてほしい、と綴り、それを10年前の須和は読みます。
だから、本編では明示されてこそいないものの、高校2年時の須和は、菜穂と翔がくっつく(必要がある)未来を知っていたんですよね。もしかしたら自分が菜穂と結婚して子供もいる世界すらも知っていたのかもしれません。

菜穂への想いも全て飲み込んで

須和は手紙に、「あの頃、俺は翔と菜穂のことを何でかうまく応援出来なかった」「どうか翔と菜穂に、お互いの気持ちを気づかせてあげてほしい」と書いています。

菜穂の10年後からの「お願い」が、翔のためのものであるならば、須和の10年後からの「お願い」は翔と菜穂2人のためのものになります。
そして、それに介在する10年前の須和の未来を、2人のために一歩引きなさいと規定します。

これはきついですよ。高校2年生の多感な時期、気になる女の子への想いを「未来の自分」から断定され、なおかつ他者のために一歩引きなさいと命じられるんです。

菜穂に対する想いを、これは恋なのか、そうじゃないのか、とか悩む時間すらも須和には与えられないんです。翔と菜穂がくっつくべき未来を明示されているから。

菜穂が10年後の自分から手紙を受け取った4月6日を除き、須和はずーーーっと翔と菜穂のために動いてきたんですよ。
菜穂が自分の気持ちに素直になりなさいと手紙で言われていたのに対し、須和は自分のエゴを抑えることを要求されていたわけです。

そういうのも全部飲み込んだ上で、須和は仲良し6人組の歯車として、菜穂と翔のキューピッドとして行動していくわけですよ。
泣ける。

この後は、映画内での須和の行動を振り返りつつ、彼がどのような思いにあったのかを想像してみます。



須和視点で振り返る2015年

映画序盤からの須和の行動を振り返ってみると、彼がどのような葛藤を胸に動いていたのかが改めてよくわかります。
その意味で『orange』は二回観ても楽しめる映画だと思います。

4月6日

翔が東京から松本にやってきた日、菜穂が未来からの手紙を初めて見た日、須和たちが翔を帰りの寄り道(アズのパン屋)に誘った日、そして翔のお母さんが亡くなってしまった日です。

「翔くん!翔くんも(アズんちのパン)食っていきなよ」

「この日だけは翔を誘わないでほしい。絶対に」と菜穂の手紙に書かれているように、この日の帰り道、須和たちは翔を誘うべきではありませんでした。
けれど須和が未来からの手紙を見たのはこの後だったため、彼自身は「過去を変えること」ができませんでした。

後悔したと思うんですよね。
自分が言い出しっぺなわけですから。

4月6日に自分が翔を誘ったことで、後に翔の家族に何が起こったのか知った時は、もう後悔なんて言葉じゃ言い表せないくらい、悔恨の念が襲ってきたはずです。

翔との絡み

「翔ゥ、聞いたよ?俺よりサッカー上手いんだって?なぁ菜穂?」
「翔が本日、正式なサッカー部員になりましたァ!」

ある事情から部活に入るのをためらっていた翔を、須和はサッカー部に勧誘し、入部させました。未来の改変です。

「聞いたよ?」のくだりで、菜穂から聞いたと菜穂との親密な関係性をうかがわせたのもよかったですよね!

体験入部で、須和は翔にラストパスを出して、ゴールをアシストしています。このアシストというのは映画本編を通じてもキーになっていきました。

「翔!さっきはごめん」(菜穂)
「菜穂、一緒に帰ろ」(翔)
「じゃ、おっさき!」(須和)

体験入部を終えた翔と帰ろうとしていた須和は、翔を呼び止めた菜穂を見て一歩身を引きます。
翔と菜穂のために須和が自分の取るべき立ち位置を選択した、最初のシーンです。

上田先輩の出現

ゴールデンウィーク直前、上田先輩(真野恵里菜)という翔を狙った女子生徒が登場します。ターゲットにロックオンされた翔は、告白され、返事を返し、付き合うことになりました。

まあ多分この上田先輩っていうのが東京から転校してきたカースト上位の生徒なんでしょう。萩田(桜田通)は何で翔が…(ずるい)と拗ねていましたし(笑)、タカちゃん(山崎紘菜)アズ(清水くるみ)もすごい人と付き合う翔すごい!と盛り上がります。

ただ、ここでも須和だけは菜穂を見ているんですよね。

告られたと恥ずかしそうに報告する席の翔を囲む仲良し組。翔の右に菜穂が座っているんですけど、翔の正面、こちらに背中を向けて立っている須和は、菜穂の方を見やります。顔は映らないものの、首の向きでわかります。

このへんも竜星涼さんの演技には妥協がないです!

上田先輩に返事をしてOKをもらった翔を窓からアズたちが見つめている時も、須和は翔ではなく菜穂を神妙な面持ちで見ています。その後に踵を返す菜穂のことも、心配そうに見ています。

菜穂の気持ちに気づいていた、というより菜穂の気持ちを知っていた、という言い方のほうが正しいでしょう。

上田先輩の登場により、翔を避けるようになってしまった菜穂を、昇降口で声をかけられなかった菜穂を、須和は心配そうに見つめます。

「菜穂、逃げんなよ。菜穂が逃げてたら翔が話できないだろ」
「話ぐらいしてもいいと思うよ。友達じゃん俺ら」

翔とちゃんと話してあげてほしい、というのは未来の菜穂からのお願いであり、イコール未来の須和からの、菜穂を翔に向き合わせてほしいというお願いでもあります。

この時点で高校生の須和が「未来」の視点を持っている伏線がだいぶ出てきました。

タイム・パラドックスの授業

夏、7月上旬くらいでしょうか。理科室では中野先生(鶴見辰吾)によるパラレルワールドについての講義が行われていました。
須和は菜穂と席を並べて座っています。

未来を知っている立場の須和。
彼はどんな気持ちで中野先生のタイム・パラドックス、パラレルワールド理論を聞いていたんでしょうね。

この授業を受けたもう少し後に、須和は菜穂に現在の世界ともう一つの世界について予想して聞かせています。

「多分、今まで俺たちが変えたことで、もう新しい未来になってるんじゃ。俺たちの世界で生まれた、新しい未来」

10年後の翔がいない世界が「A」だとするなら、「俺たちの世界」と「新しい未来」は「A’」になります。
中野先生の講義でも使われた「パラレルワールドを操作しても元の世界には影響は及ぼされない」という説を、須和(と菜穂)は実践しているわけです。

菜穂は授業が終わった後に翔と話し、自分の未来を見てみたいと言います。一方で翔は過去を変えたい、後悔を消したいと返します。
これが須和だったらどうでしょうか。

須和は未来からの手紙により、自分の10年後をある程度知っているはずです。

須和にとってはすごく辛かったと思うんですよね。この授業は。自分だったら逃げ出したくなりますよ。
だって怖くないですか?未来を知っていること、未来が規定されていることって。たとえそれが違う世界線だったとしても。

つつじ祭での須和

7月19日、学園祭(つつじ祭)に話を移します。

翔は須和に、後夜祭で菜穂と花火を見ることになったんだけど(抜け駆けしていいか)と須和に訊きます。

ここまで菜穂と須和のアシストによって「動かされる」側だった翔でしたが、須和の菜穂への気持ちには何となく気づいていたんでしょう。侮れませんね。

「後夜祭さ、菜穂と2人で花火見るんだけど、いい?」(翔)
「何で俺に聞くんだよ。行けよ。菜穂喜ぶよ」(須和)

「菜穂喜ぶよ」の一言が最高ですよね…!

その後、菜穂と翔が楽しそうに過ごしているのを見た須和は、大の字になって空を見上げます。

自分の想う大切な人が、最高に楽しそうな姿を見て。その相手が自分じゃないのはちょっぴり悔しいけど。でもやっぱり俺は菜穂に笑っていてもらいたいんだと言わんばかりに。

菜穂が上田先輩その他の3年生から悪質な妨害行為に遭った時には、タカちゃんとアズが援護に回りました。
タカちゃんが「そんなのいいから早く行きな。翔と花火、見るんでしょ」と言っていましたが、これも翔と菜穂が花火を見ると聞いていた須和が根回ししていたんでしょうね。抜かりがありません。

おそらくこの辺りから、須和を中心にしてタカちゃん、アズ、たぶん萩田も(よく意味はわかってなかったでしょうけど笑)、菜穂と翔をくっつけようと連携プレーでアシストを試みるようになります。

夏のお祭りも、翔の誕生日もそうです。司令塔の須和を中心にパスを繋ぎ、ラストパスを翔と菜穂に託していきます。

菜穂との共有

8月23日。元気のない翔のことで菜穂のもとを訪れた須和は、菜穂にも未来からの手紙が来ていたことを聞きます。

菜穂にも同じような手紙が届いていたのを須和が事前に知っていたのかはわかりませんが、もしこの日初めて聞いたのであれば、須和の対応はあまりにも神がかっています。

「翔のことで相談があって…。手紙が…信じてもらえるかわかんないんだけど…」(菜穂)

「菜穂、大丈夫。心配すんな。届いた、手紙。」(須和)

「大丈夫」ですよ?
「えっ」とか、「菜穂にも?」とか、そういう彼自身の驚きの言葉が出る前に、菜穂を安心させる言葉が須和の口からは発されます。

未来の須和からの手紙が、「翔と菜穂にお互いの気持ちに気づかせてあげてほしい。俺はそれを見守ってやってほしい」という趣旨のものであったのに対し、菜穂の手紙は「翔の悩みを一緒に抱えてほしい」というお願いがメインでした。

大前提として翔を死から救うミッションはありますが、須和の「変えるべき未来」には、未来の菜穂から届いた「翔の悩みを一緒に抱えてほしい」が付け加えられます。

みんなを愛する須和

どうして須和はここまでできるのか。

それはやっぱり、須和は菜穂のことが大好きだったからだと思うんですね。菜穂を笑顔にしたい、菜穂を幸せにしたい。その一心だと。
そしてその菜穂が想いを寄せる翔に対しても、須和は応援し、支え、愛します。尋常じゃないほどに。

逃げんなよ

「逃げんなよ」は、須和が象徴的に発するセリフの一つでした。

上田先輩が出現して自分を押し殺してしまった菜穂に、また菜穂への想いをはっきりと伝えられない翔に、須和はきっぱりと「逃げんなよ」と告げます。

未来の自分から託された「どうか翔と菜穂に、お互いの気持ちを気づかせてあげてほしい」に則ったものですが、「逃げんなよ」と須和が言うことはすなわち、須和が未来の自分からのお願いに「逃げなかった」結果生まれた言葉です。

「好きな子を見守るなんて、もしかしたら少しさみしいかもしれないけど…」と手紙に書いてあるとおり、「逃げんなよ」と伝えることは須和にとって痛みを伴う作業ですよね。

菜穂だけじゃなくて、翔に対しても須和は逃げません。

「バカ野郎、お前がいないなんて考えられねえよ。死んだら絶対許さねえからな」

それを可能にしたのは、翔のことも精一杯須和が愛し、包み込んでいたからだと思います。

俺たち

菜穂に相談し、タカちゃん、アズ、萩田にも手紙のことを明かすことを決めた須和。
その後、彼の主語は「俺たち」へと変化していきます。

体育祭の時のセリフが最たるものでしょう。

「悩んでることあるなら俺たちに言えよ」
「行けよ。重たいときはさ、無理して持たなくていいんだよ」
「俺たちがいるから。大丈夫。みんなで持てば重くない」

あのシーンは完全に主人公須和でしたね…!

「新しい世界」を築いていくための須和のタスクは少しずつ増えていったと思います。

菜穂と翔を見守ること。
翔の悩みを一緒に抱えること。
タカちゃん、アズ、萩田を信頼して秘密をシェアすること。

こんな言葉でまとめるのも何なんですけど、須和は奇跡的に良いやつなんですよね。っていうかみんな凄く良いやつばっかり。

萩田は「未来からの手紙なんて信じない。でも、須和と高宮のことは信じられる」と言いました。これが全てを表しているのではないでしょうか。

 

翔を救った“この世界”で、須和弘人はどんな人生を歩んでいくのか。

翔と菜穂を見守っていくのかもしれないし、やっぱり喧嘩もするのかもしれないし、もしかしたら松本山雅(サッカーチーム)でプロになる未来があるのかもしれない。

『orange』の持つ余白から、そんな未来に思いを馳せてみるのも面白いかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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