映画『モテキ』感想〜最高なるサブカル童貞〜

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『モテキ』をレイトショーで見に行きました。大根仁監督。主演に森山未來。テレビドラマ版はテレビ東京で放送。

モテないアラサー男・藤本幸世に、不意に訪れるモテ期を描いたラブコメ作品。大根監督の評価を一気に高めた作品と言ってもいいのでは。

以下、感想部分で作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。

『モテキ』のスタッフ、キャスト

監督・脚本:大根仁
原作:久保ミツロウ
藤本幸世:森山未來
松尾みゆき:長澤まさみ
桝元るみ子:麻生久美子
愛:仲里依紗
唐木素子:真木よう子
愛の母:りりィ
墨田卓也:リリー・フランキー
山下ダイスケ:金子ノブアキ

あらすじ紹介

三十路前のモテない男・藤本幸世が、ある日突然、モテはじめたことから起こる騒動を描き、2010年にはTVドラマ化もされた人気コミックを実写映画化。主演はドラマ版に続き森山未來。ドラマ版から1年後を舞台に、原作者・久保ミツロウによるオリジナルストーリーが展開される。派遣社員を卒業し、ニュースサイトのライターとして正社員になった幸世に、ある日突然「第2のモテキ」が到来。新たに目の前に現れた女性たちと過去の女性たちとの間で揺れ動く幸世は……。幸世を取り巻く新たなヒロインたちを演じるのは長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子。監督はドラマ版の演出も手がけた大根仁。

出典:映画.com



映画のネタバレ感想

以下、作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。

好きよ!抱いて!好きよ!抱いて!

また例のごとくガラガラかと思いきや、21時40分開始のレイトショーに30人くらい客がいた。凄い。

しかも一人で観に来ているのなんて僕とサラリーマンくらい。みんなリア充ですね!

冷たい目つきで自らの恵まれない環境を吐き捨て、尾崎豊ディスから始まる幸世くんのペシミズム。幸福な世を憂うセカンド童貞・藤本幸世。

目が濁っている。死んだ魚の眼とはまさに幸世くんのことを言うのではないだろうか?

森山未來半端ないって!

内容に関しては、僕はアナログ人間だからちょっと違うけど、すごくいまの若者文化をよく観察して、サブカル好きな草食男子を描いてる。実際に僕の周りにもああいう奴いるし。

Twitterとかももクロとか。そしてたまにぶっ込んでくるラブミーTENGAに慌てて冷静に。

音楽や演出、何よりエンドロールが凄かった。展開うんぬんよりもそちらの方が見所かな。

映画というキャンバスで大根監督が絵を描くとこうなるのか、と。昔のクドカンよりもインパクトが凄い。

森山未來はやっぱりハンパなく素晴らしかった。もう何でもできますね、彼は。

何だあのPerfumeは。何だあのベッドでのジタバタは。

それでいて魚みたいな無表情。
それでいて今度はももクロに背中を押され、突如立ち上がる幸世くん。
動き出して!僕の身体!走れ!走れ!走れ!

そしてけしからん長澤まさみの誘惑。実にけしからんですね!

女子から見た長澤まさみ

1月23日、二度目の『モテキ』を鑑賞しました。今回は女の子の友達と観たので心おきなく笑えたし、大満足。前回と比べてもやっぱり楽しめた。

森山未來やっぱ凄い!というのが僕の感想だったけど、一緒に観た女の子は長澤まさみを激賞。
なんでも服のセンスとかがハンパないらしい。確かにアウトドア系ファッションからカジュアルまで綺麗なコーディネートが多かった。

自分の手の届きそうな服のセンスというのがポイントとのこと。

そういう意味では森山未來も実際いそうなコーデでした。テーラードジャケットにデニムパンツとか31歳にしては少し若いけど、そこも『セカンド童貞』を表現した一手だったんでしょうか。

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