映画『奈緒子』感想〜鶴瓶コーチと駅伝に挑む〜

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上野樹里主演の『奈緒子』を先日観た。古厩智之監督。08年、共演に三浦春馬、笑福亭鶴瓶。

『奈緒子』のスタッフ、キャスト

監督:古厩智之
脚本:古厩智之、長尾洋平、林民夫
原作:坂田信弘、中原裕
篠宮奈緒子:上野樹里
壱岐雄介:三浦春馬
西浦天宣:笑福亭鶴瓶
吉澤結希:佐津川愛美
奥田公靖:柄本時生
黒田晋:綾野剛
篠宮隆文:光石研
篠宮加奈子:山下容莉枝

あらすじ紹介

「ビッグコミックスピリッツ」で連載され人気を博した同名コミックを上野樹里&三浦春馬主演で映画化した青春ドラマ。喘息の療養のために長崎県波切島を訪れた12歳の奈緒子は、走ることが大好きな10歳の雄介と出会う。しかし海に落ちた奈緒子を助けようとした雄介の父が帰らぬ人となってしまい、2人とも心に大きな傷を負う。それから6年後、奈緒子は天才ランナーに成長した雄介と東京で再会を果たし……。監督は「ロボコン」の古厩智之。

出典:映画.com

以下、感想部分で作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。



給水にスポットライト

舞台は『風が強く吹いている』同様駅伝。走り方や、転んでもなお追いついたりというあたりは『風が…』同様リアリティに欠けている。

酷評した『風が…』よりも良かったのは鶴瓶の存在。歳を重ねた貫禄というべきか、映画がぐっと落ち着いた。

合宿のシーンはやはり必要。

駅伝という競技の性格上、一人一人のランナーの物語を描くのはマストになってくると思うんだけど、全部が全部中途半端になってしまったかな。もう少し主人公2人に時間を絞ってもよかった。

上野樹里は悪くなかったし、三浦春馬も無垢な好青年を演じるのが上手。
給水っていう部分に焦点を当てていたのも良かった点。

『風が…』と比べると作り物感が落ちて気持ち良く鑑賞できた。