映画『アフタースクール』感想〜伏線、伏線、また伏線〜

映画『アフタースクール』を鑑賞しました。

先日一回観て、完全に掌の上で転がされた感満載だったので、もう一度さらっと復習。

監督、脚本は『鍵泥棒のメソッド』の内田けんじ。

『アフタースクール』のスタッフ、キャスト

スタッフ、キャスト

監督・脚本:内田けんじ
神野:大泉洋
北沢:佐々木蔵之介
木村:堺雅人
謎の女:田畑智子
美紀:常盤貴子

あらすじ紹介

母校の中学校に勤める教師・神野の元に、かつての同級生だと名乗る見覚えのない男が現れる。現在は探偵だという彼は、同じく神野の同級生で親友の木村を探しているという。神野は成り行きから木村の捜索に協力することになってしまい……。

出典:映画.com



疑って、疑って、その末は?

さらっと導入部分に触れましょう。

木村(堺雅人)は妊娠している妻の美紀(常盤貴子)と彼女の父親(山本圭)とアパートで暮らしているが、とある日、仕事に行くといって出かけた後、謎の女性と密会しているところを撮られ、姿をくらます。

木村の同級生で、中学校に勤務している神野(大泉洋)のところに、島崎という同級生の名前を名乗った探偵(佐々木蔵之介)が現れ、木村の行方を問いただす。神野は彼とともに木村を追うことに。
 

これが物語序盤の”僕が観た”ストーリー。

しかし、この導入部だけでも決定的なミスリードが含まれています。

『鍵泥棒のメソッド』でもそうでしたが、内田けんじ監督はとても緻密な伏線を張り巡らせて、観る者をコロっと騙してしまう。

今回も後半部で一気に一つ展開し、終盤にまた大きなミスリードが解き明かされたので、二回目の鑑賞は前半部分の丹念な復習に。二度楽しめる作品になっています。

映画『鍵泥棒のメソッド』ネタバレ感想〜丁寧な脚本と丁寧な香川照之〜

2020年4月22日

『鍵泥棒~』に比べると少し伏線の運び方に強引なところがあったりとか、(個人的には)あまり笑うところもなかったので多少見劣りしますが、
それでも伏線の回収のためにわざわざ時間軸を戻したりしないし、映像と状況だけで視聴者をミスリードに追い込む技法(つまり、嘘の台詞などを言って、後で実はこうでした、ではない)には正々堂々とした印象を受けました。

佐々木蔵之介演じる探偵が、周りを信用せずに、すべてを疑ってかかるタイプの人間なのですが、もしも全てを疑いながら鑑賞したらどうなるのか、少し興味があります。

でも、もしそうやって観た場合、終盤の大泉洋のセリフは痛烈に響くと思います。
単細胞のひねくれ者である僕でさえ、だいぶ響きましたから。

凄く断片的なエピソードなのでネタバレにはならないかと思いますが、一番好きな伏線は指輪のシーン。
見終わればわかるかと思います。

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