映画『劇場版アイカツ!』〜美しくまっすぐなアイドル道!〜

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『劇場版アイカツ!明日へのステージ』を鑑賞してきました。

アイカツ!とはテレビ東京系で放送されている女子向けのアニメ。アイドルを目指す中学生たちが奮闘していく綺麗なストーリーに、高校生や大人まで幅広い年齢層のファンを獲得している。

今回の映画は単発ながら、結果的にはアニメの物語とも連動していました。



決め台詞で個性ガッチリ

アニメは1期をディズニーチャンネルで視聴、3期も地上波で見ている程度の予備知識でしたが十分だった。

アニメを観ていて思ってたけどアイカツ!はセリフをはじめとしたキャラクターの個性化がすごく上手。

敵役は出てこないし、アイドル界という世界の中で完結しているにもかかわらず、マンネリ化せずに次の話が楽しみに観られるのは貴重だと思う。

あおいちゃんの「穏やかじゃない」、
おとめちゃんの「らぶゆ~」、
ユリカ様の「血を吸うわよ」「なくなくもなくってよ」、
きいちゃんの「おけおけおっけー」と言った決めゼリフに加えて、天真爛漫さ、ツンとデレ、ツッコミとボケなど個性的な性格が会話の中から滲み出る。
普段他のアニメを観ないので比較はできないけど、星宮いちごがトップアイドルを目指してアイカツ!するというベースストーリー以外の部分でキャラクターを愛でて楽しめるアニメだと思う。

セリフや掛け合いに「来たこれ!」って膝を打ち安心感を覚えるような。

ステージでのライブで歌われる主題歌や挿入曲も良い曲が多くて歌の部分でも今日は何が歌われるんだろうっていう楽しみも。

アニメはそんなワクワクと安心感が融合した固定層をガッチリと捕まえて飽きさせない作品だと思う。

映画ではそのベースを大切にしつつ、いちごのストーリーを進めていく。
キャラクター紹介も当然必要なので各々の決め台詞も出るし、いちごちゃんのステージでは何曲も曲があるし。
映画の尺に合わせて余計な障壁や新キャラを入れることもなかったのでスムーズに進み、感動のフィナーレ。この後にアニメ版にキャラ設定をどう繋いで行くのかが気になったけど。

→追記:その後アニメを鑑賞しましたが、全く問題ありませんでした。むしろ大事なポイントとして劇場版がピックアップされていました。

初心者アイカツおじさんでもいけた!

アイカツのアニメを知っている層にとってはアニメの総括版という感じかも。これが全く知らない層が見るとどうだろうって感じだけど、いちごがトップアイドルを目指してアイカツアイカツしてるという事前情報をパンフなりで見てれば十分楽しめると思う。
いちごちゃんのライブのセトリを決めていくカットが一瞬あったけどもう少し長く見せてほしかったな。

アイカツの曲は本当に好きなので。

アニメのストーリーにプラスアルファ、曲は本当にライブ感覚って認識で観てもらっていい。

もう少し曲のそれぞれの尺を長く、曲数も多めにメドレーで聴きたかった。映画館の音響で聴くアイカツの曲はやっぱり良かったなぁ。

「しろーいシャツ(パンパン)かーぜなびき(パンパン)」(アイドル活動!)映画館でやりたかった…笑

アイカツおじさんの戯言でしたが、アイカツは綺麗な作品で本当におすすめ。
劇場版から入ってアニメでもいいと思う。
開始速攻の穏やかじゃない「shining line」で涙腺がすでに刺激されました。

前で観てたお兄さんたちも途中で涙してたこともなくもなくってよ、ってな感じでした。

純粋な心を持ったアイカツお兄さんお姉さんおじさんおばさんにも観てもらいたいです。

おつかーーー!(ひなきちゃん)

2018年・追記

あれから3年が経ちました。
僕はすっかりアイカツにのめり込み、改めて劇場版の意味を噛み締めることが多くなりました。
繰り返しになりますが、映画からアニメの順番でも全然いいと思います。
この出会いに、ありがとう。