映画『劇場版アイカツスターズ!』〜アイカツロスをこじらせて〜

一昨年。劇場版のプロモーションに仕事で関わって、僕は『アイカツ!』というアニメを知りました。

半年かけてシーズン1,2を見直して、シーズン3に追いついて。
きっかけは仕事上のものでしたが今年の3月に放送が終わるまで、心を穏やかにしてくれるアイカツを毎週楽しみにしていました。

4月から始まった後継の番組は『アイカツスターズ!』。
正直アイカツロスに陥った僕は、舞台設定もキャラクターも一新した『アイカツスターズ』を7月あたりから観なくなりました。

そこで『劇場版アイカツスターズ!』の公開。

旧シリーズを引きずり、こじらせている人は見るべき、と言われて映画館に向かいました。
綿田慎也監督。主人公の虹野ゆめのCVは富田美憂。

ゆめロラ結婚おめでとう!

アニメを見なくなったとはいえ、キャラクターは全員把握していたのでストーリーに関してはすんなり。

ゆめとローラのケンカが作品の大きなポイントとしてあり、なぜ二人が決裂したのかという流れもわかりやすかった。

▲作品の大きなポイントになってるゆめ(左)とローラの大げんか。 (C)2016 BNP/BANDAI, AIKATSU STARS THE MOVIE

一人悪役に近いボスキャラを置くことで主人公に理不尽な試練を与えていく。
このあたりのドロドロした関係性は、旧アイカツ!にはありえなかった部分。

アイカツ2期のいちごちゃんとセイラに似てるかなと思ったけど、いちごちゃんがあんまり喧嘩腰になるのは…想像つかないよね。

▲アイカツ!アイランドなる島にて興じる四つ星学園のみんな。左から、ゆめ、真昼、あこ、小春、ローラ。 (C)2016 BNP/BANDAI, AIKATSU STARS THE MOVIE

結論から言えば、アイカツスターズの映画は想像以上に良かった。

歌の使い方、特別キャラの使い方、小道具の使い方。
映画だからといって背伸びしすぎずに丁寧に作っていたと思う。

S4のスペシャルライブもあるけど、やっぱり軸はゆめとローラの二人。百合だね!カップリング万歳!

アニメを見ていない間に随分小春ちゃんが脇役に追いやられていたのも印象的だった。
真昼の少し気の毒な使い方と、そのフォローバックも気が利いていたね。

▲「ふたりなら最強」のフレーズ通り、ゆめロラ最強!って感じの映画。アニメだからと馬鹿にしてるとやられる。 (C)2016 BNP/BANDAI, AIKATSU STARS THE MOVIE

全く事前情報を持たずに見たら案外良かった、という友人もいたので映画からアイカツスターズに入る人を増やそうという製作側の狙いは成功しているのかも。

スターズの映画単体としては★★★★☆。

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同時上映

同時上映は旧アイカツ!の『ねらわれた魔法のアイカツ!カード』。30分足らずの尺。監督は木村隆一。
上記の通り僕がハマり、ロスから抜け出せなくなった前作。

この映画は僕みたいにアイカツ!が好きで番組の終了を受け入れられない人間に向けてのガス抜きとして作ったと勝手に解釈している。

もう公開から2週間近く経つのでこちらは詳細に書かせてもらう。
アイカツ!を知らない人はここで読むのを止めてもらった方がいいかもです。

▲旧カツ勢揃い!最高だ! (C)2016 BNP/BANDAI, AIKATSU STARS THE MOVIE

ユウちゃんきたぁぁぁぁぁあ

この先は旧アイカツを知っている人が読んでいると仮定します。
スポニチが発行した「劇場版アイカツスターズ新聞」を読み、ユウちゃんとつばきちゃん、三ノ輪、ノエルちゃんが登場することを確認。

そう、わかってはいたけども、やはり実際にこのへんの脇役を見ると「うわぁぁぁぁぁ」ってなりそうでした。
ありがとう服部ユウちゃん!

待遇にわずかな差が

今作はキャラをたくさん登場させることが一つの目標。主演のあかりちゃんを除いてはそれぞれのセリフはかなり少ない。

▲いちごちゃん。蘭ちゃん、あおいちゃんは撮る側として映画に参加! (C)2016 BNP/BANDAI, AIKATSU STARS THE MOVIE

いちごちゃんは映画を「撮る」監督の役。あおいちゃんと蘭ちゃんをスタッフとして従えてあかりちゃん、スミレちゃん、ひなきちゃんを追いかける。

スミレちゃんとひなきちゃんは並列に扱われていたけど、あかりちゃんが二人を呼ぶときは必ず「スミレちゃん、ひなきちゃん」の順番だった。ひなき推しの僕、しょぼん。

▲ルミナスの3人組。左からスミレちゃん、あかりちゃん、ひなきちゃん。 (C)2016 BNP/BANDAI, AIKATSU STARS THE MOVIE

いちご世代では冒頭に登場するユリカ様がやや優遇されている。吸血鬼キャラが立っているのも一因か。作り手側が気に入ってるんだろうなというのが伝わってくる。
おとめたんもそれなりに。しおんちゃんはカラスになって飛んで行ったけど最後のライブはいて安心した。
一方でかえでちゃんの少なさには肩透かし。どうも公式に過小評価されている節があるんだよなぁ…

ドリアカの四人はほぼ決めゼリフのみ。
ただし前回の劇場版同様、マリアちゃんがお金持ちの強さを見せつけるシーンが。
そしてノエルちゃんな。天使。

あかり世代では意外と天羽まどかが空気。ちびまる子ちゃんの永沢みたいな帽子をかぶってるのが笑えた。
凛ちゃんと波照間がバッテリーを組んでいるというのも胸熱だが、凛ちゃんのBPMがまた変換活用されていてインパクト大。

地方アイドル組ではここみやが結婚おめでとう!というね。私たちの幸せは〜ここね♪

そして紅林珠璃ちゃん。
セリフもカットも多い。
アイカツ先生。生徒は恐竜。4期オープニングの回収ね。壮大すぎるわ。

てな感じで、あかりちゃんがカードを追いかけて色んなキャラクターと久しぶりに会っていくというだけの25分。
アニメ1話分より長いんだけど人を別々のシーンで多く出さなきゃいけないからどうしても薄くなるよね。

▲壮観なるステージ「アイドル活動!」 (C)2016 BNP/BANDAI, AIKATSU STARS THE MOVIE

最後はユウちゃん、つばきちゃん、ノエルちゃんを除いてアイドル活動!のライブステージ。

いちあか、蘭そら、ユリスミ、あおきいなどカップリング厨に配慮したと思われるカットもあり、大サビまでやってくれて本当に良かった。しおんちゃんと三ノ輪も出られて良かったね!

ちなみにあかりちゃんの次に出番が多いのはジョニーでした。

ありがとう、さようならアイカツ!

ストーリー性はゼロに近く、とりあえず羅列した感が強い。
でも、アイカツ!に別れを告げるという意味では正解。サブキャラまで丁寧な作画で描いてくれたBNピクチャーズに感謝である。

アイドル活動!は現在稼働中の筐体のステージ曲になってるので選曲はともかくとして、フルで見せてくれたらもっと嬉しかった。

あかりちゃんとそれ以外という構図も、あかりちゃんのやや不遇なアニメ時代を思えば納得。最後にみんなでライブできて良かったね。

アプリゲームなどは残っているが、おそらく実質これがアイカツ!の最後。
正直言えば少し淡白すぎるという感想だけど、この時期にこうやってお別れさせてくれたことはファンへのプレゼントだと思う。

蘭ちゃんさんの「これ、アイカツか?」、スミレちゃんの「うん!」、懐かしいBGM、ありがとうアイカツ!
エンドロールも前回の劇場版を踏襲。
らいちもいたよ!

アイカツ!の方も★★★★☆。
スターズへの移行という面で見れば二作合わせて★★★★★でした。

観に行って良かったです。

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