『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』(2022年公開)ネタバレ感想|ありがとう、ありがとう。

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本記事は2022年に公開された『劇場版アイカツプラネット!』の同時上映作品についての感想です。2023年公開の映画についての感想はこちら

こんにちは。織田(@eigakatsudou)です。

今回は2022年公開の作品『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』をご紹介します。

2012年に始まり、いくつかのシリーズを経てきた「アイカツ!」ですが、『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』は2012年〜2016年まで放送された初代アニメの新作ストーリーとして制作された作品。

私自身が“当時のアイカツ!”を熱心に見ていたこともあり、とても楽しみにしていました。

公開2週目にしてようやく鑑賞することができた今回。期待に違わぬ、いえ、期待を遥かに超える感激が全身を襲いました。
館内が明るくなってもしばらく立てませんでした。ありがとうアイカツ!……!

この記事では古参のアイカツ!ファンに響いた点を中心に、この作品の魅力をご紹介していきます。

前半部分では、この映画を見る前の注目ポイントを。また後半部分ではネタバレを含む感想を書いていきたいと思います。

初代『アイカツ!』を観ていた方向けの記事になります

2023年公開の『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』感想記事はこちら

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映画『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』(2023年公開)ネタバレ感想|がんばる約束

2023年2月20日



あらすじ紹介

「アイカツ!」シリーズの10周年を記念し、2012年より放送された初代テレビアニメ「アイカツ!」の新作ストーリーとして制作された作品。スターライト学園高等部3年生の星宮いちごと、中等部のトップである「スターライトクイーン」に選ばれた大空あかりは、2人組ユニット「コスモス」の初ライブを大成功させる。いちごと霧矢あおい、紫吹蘭たちの高校卒業が半年後に迫る中、彼女たちはアイドルとして今後どのような道を歩んでいきたいのかを考え始める。スタッフには監督の木村隆一、脚本の加藤陽一、キャラクターデザインのやぐちひろこら当時のメンバーが再結集した。「劇場版アイカツプラネット!」の同時上映作品。

出典:映画.com

スタッフ、キャスト

監督 木村隆一
原作・企画 BN Pictures
脚本 加藤陽一
星宮いちご 諸星すみれ
霧矢あおい 田所あずさ
紫吹蘭 大橋彩香
大空あかり 下地紫野
この後、本記事は映画の紹介部分に入ります。映画をまだご覧になっていない方はご注意ください。



アイカツ10thを深く味わうための準備

記事の前半部分では映画未鑑賞の方向けに、『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』を観る前に再チェックしていただきたい部分を紹介していきます。

星宮いちごちゃん、大空あかりちゃんをはじめ、初代アイカツ!(アイカツ!無印)に向けての愛を最大限高めてから観た方が絶対にいいと思いますので、それもひとつの準備と思いながら読んでいただけると幸いです。

本作・未来へのSTARWAYの位置付け

スターライト学園を舞台にした『アイカツ!』はアニメが2016年まで放送。以後は2016年の8月に公開された『劇場版アイカツスターズ!』の同時上映として『ねらわれた魔法のアイカツ!カード』が映画館で上映されました。

『ねらわれた魔法のアイカツ!カード』は『アイカツ!』のキャラクターが代名詞とともに総出演する物語で、ストーリーというよりもいちごちゃんやあかりちゃんにまた会えた!という喜びをもたらすものでした。

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映画『劇場版アイカツスターズ!』ネタバレ感想〜アイカツロスをこじらせて〜

2016年8月23日

『ねらわれた魔法のアイカツ!カード』を鑑賞した中で、私はこの作品が『アイカツ!』実質最後のコンテンツだと思っていました。
当時の感想では「さようならアイカツ!」という表現を使っています。

結果としてその後『アイカツオンパレード!』でいちごちゃんたちも登場してくれたわけで「さようなら」ではなかったんですが、アニメ『アイカツ!』は178話で完結したという印象でした。

でも、終わってなかったんですよ。

今回の『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』はオールスター感謝祭的なものではなく、アニメ『アイカツ!』の純然たる続きです。

いちごちゃんのリボンぴょこん!が見えただけで感極まる体質になってしまった私ですが、もう涙が止まりませんでした。

鑑賞前に気持ちを高めれば高めた分だけ、突き刺さってくるものが大きい25分だと思います。

それでは映画鑑賞前に観ておきたいアニメのエピソードをいくつか紹介します。

『アイカツシリーズ!』が全て視聴できるバンダイチャンネルや、dアニメストアでの鑑賞がおすすめです。

第178話 最高のプレゼント

アニメの最終話です。
あかりちゃんいちごちゃんに「先輩!私とライブしてください!」とお願いして、ソレイユとルミナスによる「カレンダーガール」が実現。

エンディングテーマの「lucky train!」が流れた後、ラストシーンではいちごちゃんとあかりちゃんがスタジアムライブの控え室から羽ばたこうとしていきます。

いちごちゃんがあかりちゃんに呼びかけた「さあいくよ!」に続く言葉は、放送当時大きな反応を呼びました。

この回はぜひ脳裏に焼き付けた後で『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』をご覧になっていただきたいです!

第50話 思い出は未来のなかに

アイカツ!1stシーズン最終話。

スターライト学園の食堂で、あおいちゃんかえでちゃんから「いちごがスターライト学園を去る」と衝撃の真実を聞き、茫然自失となるところから物語がスタートします。

アメリカに旅立ついちごちゃん。すなわちそれはあおいちゃんや蘭ちゃんをはじめとした、みんなとの別れです。

常にいちごちゃんのそばにいたあおいちゃんにとっては、気持ちの整理がつきません。第50話の実質的な主眼はあおいちゃんでしょう。

劇中の「カレンダーガール」、寮へ戻って空港に向かうまでの道中、空港でのシーン。
「思い出は未来のなかに」というサブタイトルを見ただけで涙腺が緩みます。

全アイカツ!オタクが泣く神回と言っても過言ではありません。25分を気軽に消化できるような回ではありませんが、映画鑑賞の前に時間をとってぜひご覧いただきたいです。

第125話 あこがれの向こう側

いちごちゃん世代からあかりちゃん世代へとバトンタッチがなされたアイカツ!3rdシーズンにおいて象徴的な回。
記者会見をしたソレイユが、半年間の全国ツアー「Our dream」を発表します。

あかりちゃんスミレちゃんひなきちゃんは、ソレイユの3人にどうしてそんなに頑張れるのか、何が「夢」なのかを尋ねると、蘭ちゃんが「あたしたち3人の夢はソレイユを続けることだ」と優しく返答。

3rdシーズン前半のエンディングテーマ「Good morning my dream」をソレイユがフルで歌い、ソレイユ3人のツアーへの出発が描かれていきます。
第50話との同じような構図の中、いちごちゃんの出発を見送ったあの日と比べて、みんなの成長や変化がうかがえます。

あかりちゃんがいちごちゃんに「先輩、私、スターライトクイーンになります」と宣言したのも、彼女の決意を感じるシーンでした。

そんな125話のエンディングテーマとして流れたのは「カレンダーガール」
ソレイユとカレンダーガールの結びつきを一層印象づけてくれる回であり、ソレイユが目指すべきところ、ソレイユがソレイユであるゆえんも教えてくれる回です。

第97話 秘密の手紙と見えない星

スペシャルアピールを出すことができずに悩んでいたあかりちゃんを、いちごちゃんが支える回です。
2ndシーズン最終盤なので、あかり世代へ移行する直前のお話になりますね。

悩むあかりちゃんへいちごちゃんが送るアドバイス。

「なんでも聞くよ。なんでもね」

いちごちゃんはあかりちゃんのような苦労を同じレベルで体感してきませんでした。そんな私があかりちゃんにしてあげられることは何だろうと考えると、つらい時にこれを読んでねと、(第50話の)アメリカ出発時にあおいちゃんからもらった手紙がその答えだったんですよね。

あおいちゃんは手紙の中で、アイドルになろうと誘ったあの日から、いちごにはずっと輝く光が見えている、と綴りました。

この97話のエピソードも『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』を観る上で押さえておきたい部分です。

第79話 Yes!ベストパートナー

いちごちゃんやソレイユを中心にご紹介してきましたが、『アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY』はいちごちゃんたちだけの話ではありません。

「星宮世代」として、おとめちゃんしおんちゃん、そしてユリカ様かえでちゃんが登場。(一学年下ですがさくらちゃんも)

第79話は、ユリカ様とかえでちゃんの二人がメインとなる回です。

孤高の吸血鬼を貫こうとするユリカ様を、私がいるよと追いかけるかえでちゃん。
紫吹蘭さんが結構残酷なことを悪気なく言ってしまうシーンも含め、ユリカ様の心情を考えると何とも切なくなる物語ですね。

吸血鬼キャラと素のユリカちゃんの二面性を持つユリカ様はキャラクター描写の上で特に助かる存在だとは思いますが、彼女がアイカツ!で辿ってきた道を振り返る意味でも見ておいて損がない回だと思います。

ここまでは『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』を鑑賞する上で事前に再鑑賞しておきたいエピソードをご紹介しました。

繰り返しでしつこいですが、アイカツ!への思いを込めれば込めるほどこみ上げてくる感情も大きいと思いますので、ぜひ作品への思いを高めてから観ていただきたいです。

ここからは『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』を鑑賞した感想を書いていきます。
ネタバレを含みますのでご注意ください。



この後、本記事はネタバレ部分に入ります。映画をまだご覧になっていない方はご注意ください。

ネタバレ感想

以下、感想部分で作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。

 

ここからは『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』を観た感想を書いていきます。

こんな尊いことある?っていう25分間でしたね……ハンドタオルがぐっしょりでした。

第179話 ひとりずつのスターライト

「みんな、ただいま!」で始まった、今回の『未来へのSTARWAY』。

冒頭でも「オールスター感謝祭的なものではなく、アニメ『アイカツ!』の純然たる続きです」と表現しましたが、「劇場版」というよりもアイカツ!の最新話、すなわち第179話と言って差し支えないものでしたね。

いちごちゃんが「ただいま」って言ってくれたことだけでありがたかったのにこれは…

サブタイトルは「オリジナルスター☆彡」の一節。

あかりちゃんといちごちゃんのコスモスがステージに羽ばたく続きかと思いきや、そのもっと先まで、いちごちゃんたちが未来への道を歩む岐路としての側面が強かったです。

あかりちゃん家(スターライトクイーンの宿舎)に集まり、最後解散する上級生たちは、ソレイユの3人、ぽわぷりの3人、そしてかえでちゃんとユリカ様の二人という3グループに分かれて、別々の帰路につきました。そのユニットの中でも、別々の道を歩むことになるわけですね。

コスモスのライブを見て、あかりちゃんがいちごちゃんと並び立つ姿を見て、みんなが新しい道を歩き始めていることを実感する蘭ちゃんとあおいちゃん。

「いちごにも、蘭にも、わたしにも」

この「わたし」の主語は霧矢あおいです。
そして『未来へのSTARWAY』の主人公もまた、霧矢あおいさんだと思うんですよ。私は。

今度は私が違う道

第49話、第50話にかけて、あおいちゃんはアメリカに発ついちごちゃんとの別れを経験しています。

もちろん蘭ちゃん、おとめちゃんたちも同じですが、第50話は特にあおいちゃんの心情が、整理のつかない感情が丁寧に丁寧に描写されていて、おしゃもじを吸水性の良いハンカチに持ち替えなければならないレベルで涙腺を刺激してきました。カレンダーガールとともに。

これを入力している今も涙が出てきます。

第50話は違う道を歩むいちごちゃんを「見送る」側としての位置付けだったのに対し、『未来へのSTARWAY』では、あおいちゃんが二人とは違う道を歩もうとしていることが描かれました。
後輩に指導をすることで自分の挑戦したい道が見えてきたあおいちゃんは、アメリカに行くことを決意。いちごちゃんは東海岸でしたが、姐さんは西海岸に挑戦の場を定めました。

そんなあおいちゃんの決意を察知した蘭ちゃんは、オフの時間を縫ってあおいちゃんの部屋に。あおいちゃんの話を聞きます。多くを語らなくても通じ合っています。

「言いたいのは、あおいが決めた道は私が応援する道だということ」

蘭ちゃんはいちごちゃんがアメリカに旅立つ時も「応援してる!」と言って送り出しましたよね…。(泣)

178話分積み上げたアイカツ!の継承

『未来へのSTARWAY』の何が尊いかというと、これまで178話分積み上げてきたアイカツ!に呼応するようなアンサーシーンが多々みられることです。

言い換えると、様々なシーンにおけるいちごちゃんたちの行動、セリフには、そういう選択肢を取るに値する過去のエピソードがあります。

「あかりちゃん家」でユリカ様にニンニクを勧めるかえでちゃんのやり取りには、二人の圧倒的な信頼感が見て取れましたし、「いいんじゃないか。ここにいる人はみんなユリカのこと知ってるんだから」と諭す蘭ちゃんのセリフも、紫吹蘭だから言えるものです。

その後のユリカちゃんの表情に至るまで鉄板でしたね…!

星宮先輩とステージに立てるなんて夢みたい…と遠い目をするあかりちゃんに、いちごちゃんがかけた「夢じゃないよ」のセリフも素晴らしい。
第105話「はじけるヒラメキ☆」で、ポンポンクレープガールに選ばれたあかりちゃんにスミレちゃんがかけた言葉がこれです。今回のいちごちゃんは、ほっぺをつねって「夢じゃないよ」の補強をしていました。

なぜ「おやすみ」に涙するのか

今回の名場面として名高い、いちごちゃんとあおいちゃんの就寝・起床シーンなんて完璧ですよね。

「おやすみ、あおい」

「おやすみ」

「おやすみ、おやすみ、おやすみ」

 

「おはよう、おはよう」

(いつからだっけ、一人で起きられるようになったの)

彼女たちは大きな分岐点を迎えようとしていて、これまで毎日繰り返してきた何てことのない挨拶にも、永遠には続かないのだという感慨を感じていきます。それは多分、いちごちゃんたちが大人になりつつあるということでもあります。

“いちごのファン”一号であり、親友であり、最大の理解者でもあるあおいちゃん。その二人の親密さっていうのを私たちが刷り込まれたのは、寮部屋のシーンだったと思うんですね。

あかりちゃんとスミレちゃんの場合も同じですけど、部屋を何度も何度も描写することで、彼女たちが一日の始まりと終わりをパートナーとどのように過ごしているのか。その蓄積された日々はどれほどかけがえのないものに(後で気づくと)なっているのか。その説得力を積み立てていきます。
この蓄積は豊富な話数のアイカツ!だからこそできるものなのかもしれません。

さらに下地は見どころについて聞かれると「『おやすみ、おやすみ、おはよう、おはよう』というセリフは子供たちが見るとかわいいなと思うけれど、大人が見ると泣けてくる尊いシーンです」と感動場面を挙げた。

出典:コミックナタリー「アイカツ!」早起きが苦手な伊達花彩が母に感謝「起こしてくれてありがとう」

下地紫野さんが上の記事やムビカツ!劇場公開記念生特番でもあのシーンについて言及していましたが、何で就寝・起床の挨拶がそれほど破壊力があるかと言われたら、いちごちゃんとあおいちゃんが視聴者と一緒に積み上げてきた日々の分なんですよね。

あのベッドで思い悩む二人も、笑い合う二人も、消灯後に語り合う二人も、朝に弱いいちごちゃんをヘルプするあおいちゃんも。

半ば保護者的な目線でいちごちゃんを支えてきたあおいちゃんが、「いつからだっけ、一人で起きられるようになったのは」と心の声を表したところはもう「うわ〜」って感じで胸につまされました。(語彙力)

ソレイユがソレイユである意味

今までは「見守る」要素の立場が強かったあおいちゃんですが、今回はそんなあおいちゃんの“未来へのSTARWAY”をいちごちゃんや蘭ちゃんたちが応援する構図になっています。

蘭ちゃんに今後の道を話したあおいちゃんは、いちごちゃんにも自分の口から伝えようとします。
それに対するいちごちゃんの返しがこちら。

「何でも聞くよ、いつでもね」

述べるまでもないかもしれませんが、このいちごちゃんのセリフも、これまでの歴史を踏まえたアンサーですよね。
第97話 「秘密の手紙と見えない星」で、いちごちゃんが開封した手紙に、あおいちゃんがしたためていた言葉です。手紙自体はいちごちゃんがアメリカに発つ際にあおいちゃんが渡したものですね。

このセリフは、今度は私があおいを応援する番だといういちごちゃんの立場の変換とともに、彼女がいかにあおいちゃんのあの手紙にチカラをもらっていたかということの証明だと思うんですよ。自分がされて良かったと思ったことは、大好きなあおいにも同じようにしてあげたいと。

さらにあおいちゃんは食堂で、ぽわぷりの3人、ユリカ様、かえでちゃん(プラスいちごちゃんと蘭ちゃん)に自分の今後のビジョンを明かしました。
第50話 「思い出は未来のなかに」では、あおいちゃんがかえでちゃんからフライングでいちごちゃんの決断を聞き、その後いちごちゃんがみんなに自分の口から話した食堂で、です。

しおんちゃんも今回は同席してて嬉しかったです

第50話同様、おとめちゃんはそれを聞いて悲しそうな表情を見せましたが、今回はかつてのような喪失感がテーブルを包むことはありません。「掘った芋いじるな」(What time is it now?)でいちごちゃんが場を和ませるシーンもありましたが、基本的に明るい祝賀ムードで進んでいきます。

そしてあおいちゃんが海外に行くということは、いちごちゃん・蘭ちゃんとのソレイユの活動をどうするのかということですよね。

これについても3人で決めたといい、一旦ユニットとしてはお休みするという選択をとりました。
ソレイユは3人でソレイユだからです。

ソレイユの成り立ち、3人で積み重ねてきた毎日、第125話 「あこがれの向こう側」で3人が語った「夢」。ソレイユをこの先もずっと続けること。
それを考えると、活動の「お休み」は「続ける」の対義語ではなくて、「続ける」ための選択だということがわかります。

今回のラストシーンは、3人のチャットトーク画面でした。

蘭ちゃん、いちごちゃんが(うろ覚えですみませんが)「この先一緒じゃないことがあっても」「一緒」と送り、最後はあおいちゃんが「ずっとね」と送りました。嗚呼この尊さは何ですかね。目が溶ける。

上で引用したフォトカツ!のTwitter投稿にもあるように、ソレイユは3人が「ずっと」「一緒」なんですよね。ソレイユがソレイユである意義とか証明と言ってもいいかもしれません。
それをこういった形で描写してくれるアイカツ!の信頼感といったら。もう言葉になりません。



今回の『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』は、本当に穏やかじゃない破壊力で涙腺を刺激してきました。2回目の鑑賞の時は、先に流れていたプラネットのエンドロールくらいから涙が出てきました。

いちごちゃんの言葉を借りれば、「ありがとう、ありがとう」と、感謝を重ねたい思いです。何度言っても足りません。

一方で泣くだけじゃなくて、北大路劇場をはじめとしたキャラクターの象徴的なシーンや、織姫学園長がりんごさんとの通話でスマホを使っていたり(当時は折りたたみ携帯でしたよね)、コスモスライブのカウントダウンでジョニー先生が「Tenイェァ!Nineイェア!」(Eightからは普通w)とコールしていたりと微笑ましい場面も多々ありました。まぐろ御殿やラジオ収録も懐かしかったですね…。

 

2023年に新作が公開予定ということも発表されました。
今後の半年間で、また1話から再鑑賞して想いを高めていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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