映画『メゾン・ド・ヒミコ』感想|オダギリジョーが超絶かっこいい件について

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05年公開の映画『メゾン・ド・ヒミコ』を観ました。

犬童一心監督、渡辺あや脚本。

『メゾン・ド・ヒミコ』のスタッフ、キャスト

監督:犬童一心
脚本:渡辺あや
春彦:オダギリジョー
沙織:柴咲コウ
卑弥呼:田中泯
細川専務:西島秀俊
ルビイ:歌澤寅右衛門
山崎:青山吉良

あらすじ紹介

「ジョゼと虎と魚たち」の監督・犬童一心と脚本・渡辺あやのコンビ作第2弾。ゲイの父親が家を出て、母は病死し、ひとりで暮らす沙織。彼女のもとに、ある日、父親の恋人である青年が訪ねてくる。青年は沙織に彼女の父親は癌で死期が近いことを告げ、父親が経営するゲイのための老人ホーム、メゾン・ド・ヒミコで働かないかと誘う。最初は借金返済のために手伝いを始めた沙織だったが……。人気俳優オダギリジョーと柴咲コウが初共演。

出典:映画.com

上でも述べられているように、犬童一心監督と渡辺あや脚本は『ジョゼと虎と魚たち』に続くタッグとなります。

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映画『ジョゼと虎と魚たち』(実写)ネタバレ感想|池脇千鶴とサルモネラ菌

2017年11月14日

以下、感想部分で作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。



シャツを爽やかに着こなして

知人に勧められて鑑賞。
思っていた以上に2005年のオダギリジョーがかっこいい。

ハードな役柄や独創的な服をまとう印象が強く、胃にもたれるような濃厚さが拭えなかったオダギリジョー。

しかし、この作品ではスリムな白シャツをパンツにインして醸し出す清潔感。玉木宏かと思った。

春彦を演じるオダギリジョーはかっこよかった。胃もたれ感は全くない。

ゲイの暮らす老人ホームが舞台となっているが、サオリ(柴咲コウ)の馴染み方が自然でとてもよかった。
実際は馴染んでいないのかもしれないが、最初に見せていた嫌悪感、父・卑弥呼への罵り、そしてピキピキピッキー。

山崎というゲイと仲良くなり、バニーガール姿で戯れる姿も可愛い。
ゲイの入所者がそれぞれに弱さを抱えているように、サオリもまた女性ならではの痛みや弱さを持っているんだなというのがよくわかる作品だった。

それが何かは多分自分で考えたほうがいいし、口に出すのも乱暴だ。

若かりし西島秀俊のキスシーンも合わせて、濃厚ぶった三流作品になりそうなところをオダギリジョーと柴咲コウのバランス感覚によって上手くコミカルに仕上げている作品。

同性愛や男女の云々の倫理観よりも、単純に楽しい物語として僕は享受しました。