映画『名探偵コナン 14番目の標的』〜雑なミステリーと素晴らしきおっちゃん〜

98年の劇場版コナン第2作。

こだま兼嗣監督。

身勝手な殺害計画

初期の作品ということで絵のタッチが今とかなり違う。
背景描写や携帯電話なども90年代っぽさが全開。コナンのようなシリーズでは当然だが、異なる時代を背景に学校や警察という同じ環境で過ごすキャラクターたちを見るとやはり感慨深い。

現代と違いまだコナンのアクションに人間らしさがだいぶ残されている一方で、謎解きの要素は結構薄い。
襲撃現場に落ちていたトランプの形を模した作り物にコナンが気づかなければと考えると、村上に疑いが向くこともなかったんじゃないのかな…?

トランプの見立て殺人計画もなんか無理矢理で、容疑者ともども美しくないんだよなぁ……。

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男は黙って眠って、毛利小五郎

本作品のベースの一つが小五郎のおっちゃんと英理さんの夫婦物語。
どんな奴にも取り柄ってあるんだなとコナンくんがこぼした通り、射撃の腕が抜群だというエピソードの初出となっている。
ちなみに目暮警部と白鳥刑事の下の名前も初出。

過去の人質銃撃に対して言い訳をしないおっちゃんがかっこいい。良い時の小五郎はなかなかアニメの30分だと描けないのでやっぱり劇場版は好きだ。

蘭の誤解とそれを解く伏線、回収の仕方も良かった。なお、ハワイ万能構文もきっちりと出しつつ、新一幼少時のヘリ運転経験則も利用。

スキル高すぎコナンくん。

ミステリー要素が雑だったけど実質☆3.5かな。

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