映画『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』〜ハワイで親父に〜

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00年公開のコナン劇場版第4作『瞳の中の暗殺者』を鑑賞。こだま兼嗣監督。

あらすじ紹介

刑事が連続して射殺される事件が発生した。偶然にも事件現場に居合わせたコナンは小五郎と共に調査に乗り出すが、警察内部の関与が疑われることから情報の提供を拒まれてしまう。そんな中、警察関係者が多数出席するパーティ会場で、トイレに行った佐藤刑事が何者かに銃撃され重傷を負う。一緒にいた蘭は自分のせいで佐藤が撃たれたと考え、ショックのあまり全ての記憶を失ってしまう。事件の目撃者である蘭も命を狙われ、彼女の身を守りながら真相を突き止めるべく奔走するコナンたちだったが……。

出典:映画.com

スタッフ、キャスト

スタッフ、キャスト

監督:こだま兼嗣
原作:青山剛昌
脚本:古内一成
江戸川コナン:高山みなみ
毛利蘭:山崎和佳奈
毛利小五郎:神谷明
目暮警部:茶風林
佐藤刑事:湯屋敦子
妃英理:高島雅羅
鈴木園子:松井菜桜子



何度見ても楽しめる!

子供の頃に二、三回は観たことのある作品。
いい感じに記憶が薄れていて、コナンがトロピカルランドに到着するまでは初見に近い感覚で観ていた。

それにしてもコナンの世界観としては素晴らしい。
記憶喪失となった蘭をベースに、周りのキャラクターの描きこみもしっかりしている。

少年探偵団の勝利、降参、蘭姉ちゃんを守り隊の文字フォントもどことなく時代を感じて実に良い。
小五郎のおっちゃんもところどころ父親としての顔を見せてかっこいいし、コナンとの掛け合いも自然で笑えるものばかり。

英理さんもおっちゃんと絡んでいるシーンを見るとホッとするのは僕だけかな?

哀ちゃんがコナンに「あなたとずっとこのまま…」と言ったシーンもたまらないし、園子と蘭の友情も……病室で園子が語りかけるシーンは涙が出ました。

多くの登場人物を介在させずに蘭を中心とした狭いいつものコミュニティで進めているため、大風呂敷を広げてしまった感がなくてとても楽しい。

パーティー会場で白鳥刑事が小五郎に心療内科を勧めるところ。
みんながクスクス笑っている中でコナンが大声で笑い、おっちゃんに「てめえは笑いすぎなんだよ!」といつものゲンコツを食らうシーンはBGMもあいまって大好き。

米花町で、コナンや元太たちの前で、最初の事件が起こったからこそできたメインキャラの濃い作品だと思う。
アニメの延長版に近いかもしれない。

ハワイで親父に構文の先がけ

左利きというのが事件の鍵ならば、劇場版ならではの超人的コナンはやっぱり蘭を守る疾走劇。

ボブスレーのコースのような氷のアトラクションを滑り降り、ハーフパイプのような壁から平野歩夢くんもびっくりの大ジャンプで隣のジェットコースターのコースへ。
すごい!すごすぎるぞ!

しかも着地してすぐにスケボーから降り走り出すコナン君。膝のクッション性半端ない!
たまに暴れすぎるとあのスケボーは壊れるけど今回は何とか持ったんだね!良かった!

さらに蘭を連れながら「助けて〜!変な人がいる!」と叫びながらボートに飛び乗るコナン君。
「一体どこで操縦を?」とは蘭姉ちゃん。そりゃそうだ。

「ハワイで親父に教わったんだ!」

もうなんでもありだな!江戸川家は!

小学校1年性で親父からボートの操縦をハワイで習う…だと?と、思う余裕が蘭姉ちゃんにはあっただろうか…?

多少忘れていた部分があったにせよ、何度観ても楽しめる作品であるのは間違いない。
蘭を中心にした家族愛、友情、そしてコナンと新一。
目暮警部に食ってかかる小五郎のおっちゃんもかっこいい。

「オメーのことが好きだからだよ!」
英理さんがパーティー会場で明かした小五郎のプロポーズにくしゃみをしたコナン。

その伏線の回収もとっても心地よいよね。

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