映画『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』ネタバレ感想|最初にして最悪級の犯人

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劇場版コナン第1作の『時計じかけの摩天楼』を鑑賞しました。

97年、こだま兼嗣監督、高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平。

『時計じかけの摩天楼』のスタッフ、キャスト

監督:こだま兼嗣
原作:青山剛昌
脚本:古内一成
江戸川コナン:高山みなみ
毛利蘭:山崎和佳奈
毛利小五郎:神谷明
工藤新一:山口勝平
目暮警部:茶風林
阿笠博士:緒方賢一
白鳥刑事:塩沢兼人
森谷帝二:石田太郎

あらすじ紹介

 怪しい毒薬のせいで小学生の体となってしまった高校生探偵・工藤新一が“江戸川コナン”と名乗り、難事件を次々と解決してゆく大人気推理アニメ。本作は97年に劇場公開された記念すべき第1弾。工藤新一宛てに、建築家の森谷からパーティーの招待状が届くが、コナンの姿では参加できず、幼なじみの蘭に代理を頼む。その直後、街で連続放火事件が発生。その犯人と思われる人物から工藤新一に爆破予告の挑戦状が届く。正体を隠しながら犯人と戦うコナン。しかし蘭までもが事件に巻き込まれ…。

出典:allcinema

他のコナン作品はこちら

『ゼロの執行人』
『から紅の恋歌』
『純黒の悪夢』
『業火の向日葵』
『異次元の狙撃手』
『11人目のストライカー』
『漆黒の追跡者』
『戦慄の楽譜』
『探偵たちの鎮魂歌』
『紺碧の棺』
『銀翼の奇術師』
『迷宮の十字路』
『天国へのカウントダウン』
『瞳の中の暗殺者』
『世紀末の魔術師』
『14番目の標的』



シンメトリーホリック

何回も金曜ロードショーで観た作品だ。
恐らくコナン史上最少の容疑者数、最低な動機で、最高にふてぶてしい犯人だと思う。

その名も

左右対称厨・森谷帝二。

実に特徴的な顔立ち。第1作という絵柄の事情を差し引いても、彼の眉毛も目も髭も鼻も、全てが忘れられない。

逮捕されてからもあの傲慢不遜な態度。しかもあれでいて才能と腕前は確かなわけで、もう何とも不思議な魅力に溢れた犯人である。

ちなみに彼が新一の推理によって頓挫させられた西多摩市の都市計画には続きがあって、『天国へのカウントダウン』では西多摩市に建設されたツインタワーなる建物が舞台となる。

しかも建築家は森谷の弟子(参照)。

その実力は製作サイドからも認められてたんでしょう。

新一やコナン、蘭に対しても髪型からして左右対称じゃないから嫌いなんだろうな。もちろん白鳥も。

そんな髪型で私の建築を語るナ!とか思ってそう。イギリス帰りを意識したのか森谷氏は結構カタコトでしたね。

記念すべき最初の「新一…」

今回の事件に関して言えば完全に巻き込み事故を食らってしまった蘭姉ちゃん。

あんな状況でも堂々と振る舞える蘭姉ちゃんは本当に凄い。

普通デート中にあんなことになったら絶対テンパるぞ?なのにあの状況で!あの対応力!有能すぎる!

僕はこの作品でシンメトリーとソーイングセットという言葉を知りました。

フラットな目線で見たら「赤」の描き方も良かった。

そして何よりアツアツお惚気の初期蘭!最近薄れてきた「まったくアイツ…」的なニュアンスが色濃くあるし、電話の主導権も蘭姉ちゃんが握っているのも興味深い。

少年探偵団含めて、全てはここから始まった感が気持ち良いです!

初期の作画が新鮮すぎる…

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