映画『名探偵コナン 漆黒の追跡者』〜黒の組織の復習に〜

漆黒の追跡者 タイトル画像
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CATVで放送していた09年公開のコナン映画『名探偵コナン漆黒の追跡者』を鑑賞。山本泰一郎監督。

『純黒の悪夢』公開にあたり、リンクする過去の作品を放送する狙いだと思う。他にも『天国へのカウントダウン』と『異次元の狙撃手』がこの2ヶ月ほど繰り返し放送されている。

あらすじ紹介

東京、神奈川、静岡、長野で6件の殺人事件が発生。いずれも被害者の近くに麻雀牌が残されていたことから連続殺人事件と断定され、探偵の小五郎も警察の捜査会議に参加することに。宿敵“黒の組織”のメンバーが会議に潜入していたことに気付いたコナンは、単独捜査に乗り出すが……。

出典:映画.com

スタッフ、キャスト

スタッフ、キャスト

監督:山本泰一郎
原作:青山剛昌
脚本:古内一成
江戸川コナン:高山みなみ
毛利蘭:山崎和佳奈
毛利小五郎:神谷明
灰原哀:林原めぐみ
目暮警部:茶風林
水谷浩介:DAIGO



黒の組織をおさらいしましょう

レビューでも言った通り『純黒の悪夢』鑑賞当時の僕は黒の組織編に対して耐性があまりなかった。
アニメを追っていないこともあるが、ノックリストだったり組織に潜入しているスパイだったり、手探りのままの鑑賞だった。

『漆黒の追跡者』では「七つの子」の着信音やラムについての言及、それにジンやウォッカとともにベルモットとキャンティ、コルンが登場することで、『純黒の悪夢』に繋がる重要な作品になっていた。

順番としてはこちらを先に観るべきだったなという反省が残る。

殺人事件にドラマが見えない

謎解きのメインとなる京都、七夕の連続殺人事件については、ややあっさりしている。

動機としても違和感が拭えないものだったし、平次のサポートを得たコナンの推理、行動ののちに、警察も追随して結局は東都タワーまで到着。

これは組織の人間(アイリッシュ)が警察内部に潜伏していたからなのか、単純に警察の能力がすごいのか。
佐藤、高木にヘッポコの山村「警部」、横溝兄弟と豪華メンバーのマッポさん軍団だったけど、なんかなぁ。

結局のところは組織のアイリッシュvs蘭ちゃん、のちアイリッシュvsコナン君。
アイリッシュ強いなぁ!
コナン君の読みを先回りした上でボッコボコ!

そして『純黒の悪夢』でもあったように黒の組織が空中から襲撃!

大々的すぎるぞ!
これこそ警察は捕まえるべきでしょう!
被害甚大!ヘリが墜落して何人巻きぞえの死傷者を出していることやら!

蘭姉ちゃんがかっこよかったからまだ観れたものの、黒の組織のパフォーマンス射撃には呆れた。

アイリッシュの最期にも全く心は動かされず。
ベルモットとコナンが対峙するシーン、またアイリッシュがコナンの作った粘土の作品から指紋を照合しているシーンあたりが一番の盛り上がり。

細かいところでは小田原、綾瀬、磯子とか実在の地名を出してきたところとか、ポテチとポカリでぽりぽりやってる園子姉ちゃんとか。

都合悪いものは罰せよ、という単純な論理に成り立った作品。
黒の組織の予習復習には良かったが単体で見れば駄作の部類かも。

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