映画『名探偵コナン 純黒の悪夢』ネタバレ感想〜キュラソーとの絆に号泣〜

先日コナンの最新作『名探偵コナン 純黒の悪夢』を見てきました。

静野孔文監督。



推理要素はゼロ

近年のコナンにありがちな傾向だけど、「名探偵」の部分がどんどん削ぎ落とされていた映画だった。
カーチェイスに爆発、超高層部での銃撃、アクロバティックすぎる女戦士!

おお、何という壮大なアクション映画!超人的な人間ばっかりだぞ!

今回は推理の要素はゼロと言っていいと思う。事前情報で少し聞いていたので、それに関しては想定内。
さて、メインは黒の組織の話。スパイを「ノック」と言ったり色々勉強になる。

久々に見たジンはよく喋る印象で、冷たさよりも横暴さの方が目に付いた。
一方でキャンティとコルンはこれまで通りの冷酷な殺し屋ぶり。キャンティは相変わらずお下品である。
僕自身は、あまり黒の組織に対して思い入れがなく、アクションや組織との戦いよりもミステリーを楽しみたいタイプである。

だからこの作品は僕の好きなコナンとは性格を異にするものだったし、それもわかった上で鑑賞した。
だけど。

2時間の上映後、涙が止まらなかった。横の女子も泣いていた。
コナンでぼろ泣きするとは不覚だった。

子供たちとの絆に涙腺が…

この作品の実質的な主人公は黒の組織のキュラソー(cv.天海祐希)。
天海さんの素人感ゼロの声も良かったし、冒頭の超人的な逃走劇からの人間味あふれる中盤以降、そしてラスト。
アニメや今後の展開を考えるとやむをえないのかもしれないが、あのラストシーンは衝撃だった。
彼女の色覚的な能力と、オッドアイという要素。カラーをベースにした博士のダジャレクイズ。
元太、歩美、光彦とお揃いのストラップ。これから何色にも変わることのできる、真っ白なイルカのストラップ。伏線は、最後で美しくも残酷に回収される。

例に漏れず少年探偵団の3人が先走って行動することで危険な場面に遭遇するわけだが、今回は彼らの暴走が功を奏していたと思う。展開的にも、見た人の涙腺を刺激する部分でも。

哀コナに関していえば、組織を追おうとするコナンの腕を哀ちゃんが掴むシーンが秀逸。組織のキュラソーに対して慄く哀ちゃんと、それでも前に進もうとするコナン。
実に美しい。哀コナ大好き。

蘭姉ちゃんが本作ではかなりおとなしいのも好印象。いつも危ない目に遭ってるんだからたまにはね。安全圏に。

正直、笑うところは阿笠博士が鳩を大量に体に乗せていたシーンが最後。後はひたすら息もつかせずにジッと見入る感じだった。

公開から1ヶ月以上経っての平日にもかかわらず女性を中心に20人くらいの観客。
大人向けの内容かと思いきや、子供たちも「アクションがすごかったな!」と満足げだった。

やっぱり映画館で観るコナンっていいですね。

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