映画『白夜行』〜船越英一郎が脇役から主役に〜

映画『白夜行』を観ました。
11年、深川栄洋監督、主演に堀北真希と高良健吾。原作は東野圭吾の同名小説。

実は僕はこの作品に触れるのは初めてで、かなりフラットな状態から鑑賞に当たったのですが、小説からドラマ、舞台と多岐のジャンルに渡り作品化されている長編。

うちにも確か小説があったはずなのであとで探してみますが、黄緑色の背表紙でめちゃくちゃ分厚い文庫だったイメージがあります。

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船越に感情移入

開始からいきなり展開し、目の話せない展開。

正直言って堀北真希が主人公という印象もなかったので、兎にも角にも笹垣刑事を演じる船越英一郎さんに移入して観ていました。

先に評価を述べさせてもらえば、撮り方としても重厚でそれぞれの舞台となった時代の匂いを感じさせ、伏線の張り方、回収の仕方も謎解きを含めて綺麗だったので文句無しでした。

それも堀北真希と高良健吾の関係ではなく、あくまで船越英一郎の謎解きに主眼を置いて僕が鑑賞したからだと思います。

主演の2人よりも船越英一郎に着目してみました(C)2011 映画「白夜行」製作委員会

鑑賞後にAmazonの評価を見ると存外に低かったのでびっくりしましたが、原作を読んだ方からすると雪穂(堀北)のキャラクター像に問題があったとのこと。

そのへんはゆくゆく原作を読んでみたいと思います。

聞こえにくいけど我慢できた

また、その低評価ではセリフ音量の小ささについても多くの方が言及してましたが、僕も普段よりも音量を7つほど大きくしてヘッドホンで鑑賞していて、効果音など大き過ぎるところは絞って、とリモコンを片手にカチカチしてたので否定はしません。
聞き取りにくいところは巻き戻しもしましたし。

普段だとこういうところに集中を削がれるのは非常に腹立たしいのですが、それよりもストーリーを掴みたいという思いが上回ったので気になりませんでした。

鑑賞後にレビューを見て、あっそういえば俺もそうだな、と気づいたくらい。

船越さんは悪役も何度か見て、勝手なイメージだと小日向文世さんのような位置付けですが、笹垣刑事のような人間味のある柔和な人柄をされてるとやはりとても安心します。

あとは雪穂の旦那役の姜暢雄。吉沢悠かなと思っていたらエンドロールで見て、あっ、ハリケンジャーの人か!と繋がった。弟が当時よく観てたので覚えていました。イケメンです。

とにかく理詰めで物事が進んでいき、種の解き明かし方もしっかりしていた。
僕は凄く引き込まれた作品。

テーマとしてはR15でしょう。というか、高校生くらいではわからないんじゃないかな、意味が。

雪穂の敵意の刃という点では『かしこい狗は、吠えずに笑う』のイズミに通じるところも。

こうやってキャラクター像を全く関係ない作品とリンキングするのも、僕の妄想に過ぎないけれど、面白かったりする。

 

改めて、評価は★★★★★。

2時間20分があっという間でした。

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