映画『脳男』〜視覚的に痛い〜

先日観たのは13年公開、生田斗真主演、瀧本智行監督の『脳男』。原作は未読。

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設定は面白かったが

舌をペンチで引っ張られて、シャカン!!!!
うわぁぁああああああ

冒頭から目に痛いグロシーンが映されて、おっこれはグイグイくるやつか?と思ったけど……

江口洋介の演じていた刑事が僕の嫌いなタイプのオラオラ刑事だったのでそこで興ざめ。悪の組織の扱い方もぞんざいに感じた。

設定は脳男・生田斗真を中心に面白かったのでもったいなかった。
大威(生田)が常人とかけ離れたものになったいきさつも、ベーシックではあったもののわかりやすく追走していただけに。

単純に彼をダークヒーローとして描いて、警察の手の及ばない次元での戦いをしてほしかったかな。

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▲江口洋介の役はあんまり好きになれませんでした。 (C)2013 映画「脳男」製作委員会

 

必要悪としての主人公を

悪役テロリストには二階堂ふみ。プラス太田莉菜。
またこのテロというのが、彼女たちのアジトの物々しさに比べて浅薄でもったいない。潜入、チュドーン、ボカーン。

しかも潜入の段階はほぼ描かれないし、車やバイクで移動する目立ちたがり屋のテロリスト。
どうも小物感が最後まで付きまとってしまった。

警戒しててもいつの間にか潜入し、不意に後ろから現れてグシャッ!みたいな方が怖いと思うんだけどな。

二階堂ふみはやっぱり二階堂ふみであり、中二病全開の役でもねっとりとした語り口に気持ち悪い笑い方。

『私の男』に似ているかも。

二階堂の演技がいつも通りだったからこそ、もうすこし不気味に描いてほしかった。

で共演した染谷将太もまたしても登場。
染谷をちょい役で贅沢に使うのは三池監督くらいしかいないので、彼の演じる志村という青年も作品にとって意味のある存在であった。

彼のエピソードは物語の後半で最も重要なシーンだったと思う。

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▲実質的な主演だった松雪泰子。役者のレベルは高かったと思います。 (C)2013 映画「脳男」製作委員会

実質の主演だった松雪泰子とか、『泣くな、はらちゃん』以来に顔を見た甲本雅裕とか、これも『はらちゃん』一族の光石研とか、なかなか見ごたえのある俳優陣が揃っていて、安心のクオリティ。

個人的には生田斗真のダークヒーロー感がもう少しデスノートのような描き方をすればいいのにと思ったかな。
世界観は似ていたので。必要悪をフィーチャーすれば彼が主演となりえたんじゃないでしょうか。

★★★☆☆。

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