映画『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』(2023年公開)ネタバレ感想|がんばる約束

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こんにちは。織田です。

今回は2023年公開の『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』の感想をご紹介します。

アニメの放送開始10周年を記念して制作された本作品。
私にとって「アイカツ!」は特別な作品でしたが、今回の劇場版も、この先生きていく上での拠り所となってくれるものでした。

感謝の一言です。How can I be calm!

感想部分で作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。



あらすじ紹介

スターライト学園高等部3年生の星宮いちご、霧矢あおい、紫吹蘭たちは卒業を半年後に控え、これからも続くアイドル活動を思い描いていた。卒業ライブのステージに立った彼女たちは、未来への思いを明かす。

出典:シネマトゥデイ

スタッフ、キャスト

監督 木村隆一
脚本 加藤陽一
キャラクターデザイン やぐちひろこ
星宮いちご 諸星すみれ
霧矢あおい 田所あずさ
紫吹蘭 大橋彩香
有栖川おとめ 黒沢ともよ
藤堂ユリカ 沼倉愛美
一ノ瀬かえで 三村ゆうな
神谷しおん 瀬戸麻沙美
北大路さくら 安野希世乃
大空あかり 下地紫野
氷上スミレ 和久井優
新条ひなき 石川由依
神崎美月 寿美菜子
星宮らいち 瀬戸麻沙美
この後、本記事はネタバレ部分に入ります。映画をまだご覧になっていない方はご注意ください。



初見時の狼狽

以下、感想部分では作品のネタバレや展開に触れていきます。映画ご鑑賞済みの方向けになりますのでご注意ください。

2023年公開の『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』は3部構成をとっています。
また、前年の夏には『劇場版アイカツプラネット!』の同時上映作品として、本作3部の第1パート部分が既に公開されています。

『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』(2022年公開)ネタバレ感想|ありがとう、ありがとう。

2022年8月9日

正直な話、私は2023年の作品が完全新作だと思っていました。前年公開された『10th STORY』の“その後”から始まるのかと思っていたんですね。

ただ、ご覧の通り、最初の20分くらいは昨夏上映された部分がそのまま流れます。

これは初見時に面食らいました。
入るスクリーンを間違えたのかと思いましたし、集中力を欠いていました。

その後に第2部の新作パートが来て衝撃的ではあったものの、明らかに狼狽していました。感情をそっくりそのまま映画に乗せることは難しい状況になります。

昨夏の同時上映部分を観ないでおけば良かったとすら思いました…

なので初回鑑賞時は感情をうまく消化できなかったんですよね。
昨夏のタイトルコールでいちごちゃんと再会して涙を流し、コスモスのライブ(前の「芸能人はカードが命」(Ver.4)で既に)で決壊した衝撃を思い出すと雲泥の差です。感動を素直に受容できない自分が不甲斐なく、そっちの意味で泣きたくなりました。

その2日後に2回目を鑑賞して、ここで『未来へのSTARWAY』の70分と向き合えるようになります。昨夏みたいなインパクトこそ薄まりましたがボロ泣きでした。
3回目、4回目、5回目…と回数を重ねていっても、この作品への感動と感謝は薄まりません。

身の上話が長くなりました。ここからは映画本編の感想です。

地続きの道

『未来へのSTARWAY』は、アニメ第178話「最高のプレゼント」から地続きになっている物語です。

いちごちゃんあかりちゃんのユニットであるコスモスのファーストライブから未来への道がまた動き出していくわけですが、いちごちゃんの「この前言ったよね?」によって、私たちは178話のタイムラインと繋がりました。

あおいちゃんの「穏やかじゃない!」、あかりちゃん家、蘭ちゃんの「まぁ食べな」、北大路劇場、かえで寿司といった定番のフレーズやモチーフを(最小限に)用いながら、観ている側をいざなってくれます。178話分積み重ねたアイカツの道程へ。

ターゲットは明らかに「当時アイカツ!を観ていた層」であり、周年記念祭的なオールスター感は皆無です。あくまでもいつも通りにストーリーが動いていきました。製作側が鑑賞者側を信頼してくださっている証しだとも思います。

この第1パートにおける積み上げと継承は、2022年公開されたプラネットとの同時上映版を鑑賞した際に感想として書いています。

『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』(2022年公開)ネタバレ感想|ありがとう、ありがとう。

2022年8月9日

繋がっている道

『未来へのSTARWAY』というタイトルのみならず、アイカツ!は繋がった道を常に意識している作品だと思います。

今回の劇場版では卒業を控えた星宮世代高3の秋から、4年後の11月へ時計の針が進められました。(11月23日生まれのかえでちゃんが「22歳」と言っていることや、らいちのセリフから考えて11月最終盤と想像しましたが、「22になる歳」と考えればもう少し前かもですね。服装的に)
あおいちゃんの大胆な髪型変更をはじめ、各キャラクターにも4年分の年輪が刻まれます。

この「4年後」の描写も確かな軌跡があってこそのものだと思うんです。

例えばいちごちゃんがマンションに帰ってきたシーン。
ただいまと大きな声で(いちごちゃんらしいですね)言って靴を脱いだ後に「いる?」と扉の向こうへ声をかけます。

誰??
あおいちゃん?蘭ちゃん?涼川さん?と私たちに刹那的な不穏を植え付けた直後、蘭ちゃんが「おかえり」と言ってドアから出てきました。

蘭ちゃんは前半パートの3人で星空の下を歩く際、いちごちゃんの「一緒に住む?」に「それもいいかもな」と返しています。
さらに言えば、彼女は真子ちゃんというルームメイトとの別れを中学時代に経験し、一人部屋で寮生活を送っていました(第5話「ラン!ランウェイ!」)。

そんな蘭ちゃんが共同生活を送り、「おかえり」と言う相手がいる。これを想像すると蘭ちゃんといちごちゃんがルームシェアしているという事実に多幸感を禁じ得ません。

また、お酒を嗜みながら鍋パをしているシーンからは「大人」というキーワードが垣間みえます。

前半部分の名シーンである「おやすみ、おやすみ、おやすみ」でも「大人になるっていうこと」をいちごちゃんとあおいちゃんが意識していますし、いちご世代のアイカツ!を象徴する「カレンダーガール」は「オトナ」という未来の必ず来る時期を明示し、一方でまだピンとこないと叙述しています。

さらにこの映画を象徴する一曲が「MY STARWAY」ですよね。

オープニングで流れるこの曲には、映画で描かれている大切なものがぎっしりと詰め込まれています。いちごちゃんたちが、そしてアイカツ!が、たくさん考えて向き合って、いま伝えたいことを込めてくれた一曲です。2回目鑑賞の時はOPで泣きました。

で、この「MY STARWAY」は最後にかけがえない激エモ装置を投下してきました。「START DASH SENSATION」の時もとんでもないことをするなと思いましたが、それ以上に直接的でパワフルな仕掛けでした。繋がってきた、続いていくライン。エンディングではフルで「SHINING LINE*」。ぐうの音も出ません。

加えて「氷の森」とかいう涙の鎖を引きちぎるような曲が挟まれるわけですよ…何ですかこれは…

割り切りと一ノ瀬かえで

『未来へのSTARWAY』はアイカツ!10周年を記念した作品です。いちごちゃんたちソレイユの3人をはじめ、おとめちゃん、しおんちゃん、ユリカ様、かえでちゃんたちも卒業します。その旅立ちを見送る側の後輩としてさくらちゃん、あかりちゃんたちがいますし、教職員として学園長やジョニー先生、涼川さんたちがいます。

卒業スペシャルという位置付けだったのであれば、それぞれのキャラクターを登場させたオールスター総出祭みたいな形も選択肢としては取れたはずです。(『ねらわれた魔法のアイカツ!カード』(2016)がそういう立ち位置でしたよね)

でも『未来へのSTARWAY』は、そうしませんでした。ある種の割り切りを見せました。

ソレイユの3人を明確にフィーチャーし、あかりジェネレーションはルミナスの3人を除けば顔を映す程度です。

そのあかりちゃんすらも、登場場面はいちごちゃんの状況に依拠しています。スターライト学園を卒業したであろう“4年後”の描写も、「スミレちゃん、ひなきちゃんと旅行に行ったんだって」といういちごちゃんからの近況報告にとどまっています。

ここで「あかりが」と言うところが穏やかじゃないですよね…

そんな中、いちごちゃんと蘭ちゃんのお宅にお招きされたのが星宮らいち、そしてユリカ様かえでちゃんです。

公式(まっP氏)の2013年のツイートですw

ベストパートナー

ユリカ様がアイカツ!にとって凄く助かる存在であるのは間違いありません。「血を吸うわよ」でお馴染みの吸血鬼キャラを持つ一方、気心の知れた間柄では素のユリカちゃんを垣間見せます。もはや二面性の使い分けではなく、どちらの個性も混ざり合ってきている風ですらあります。

藤堂ユリカの個性というのもアイカツ!の積み上げによって信頼が約束されています。観ている私たちも、蘭ちゃんが言うところの「ここにいるみんなはユリカの好物知ってるし」の、みんなの一員です。

そんなユリカ様 / ユリカちゃんと会話して場を盛り上げてくれるのが、少々違ったテンポ・世界観のいちごちゃんやおとめちゃんであり、クールに対応する蘭ちゃんであり、ユリカを受容するかえでちゃんですよね。

おとめちゃんは映画で「ユリカ様が取り分けようじゃない」といった矢先に間髪入れず飴の話題を出したり、卒業ライブのセトリ決めのシーンだったりで、相変わらずぶっ込んでいるようです。蘭ちゃんも「“えびポン”な(苦笑)」、「ユリカ、始まったな」あたりで、この二人らしい空気感を見せています。

ただ、『未来へのSTARWAY』で最も藤堂ユリカを引き出していたのは一ノ瀬かえでちゃんでした。

「あかりちゃん家」で見せた阿吽の呼吸に始まり、“4年後”を描かれる一人になっています。繰り返しますが、4年後の姿を見せているキャラクターはごくわずかです。

かえでちゃんのstarway

鍋パーティーが行われた夜における、かえでちゃんの存在感は言うまでもありませんよね。

「かえで寿司」の事業にまつわる鉄板のネタはもちろん、ユリカとは“昨日ぶり”と言って蘭ちゃんに「相変わらず仲良いな」と言われています。

久しぶりとは言いつつ、一緒に飲み慣れた描写も感じるので、「相変わらず=前と変わらず」の「前」の部分は決して遠くない過去と想像できます。前会った時も、その前会った時も、「相変わらず仲良いな」状態だったんでしょう。

ユリカ様が酔っ払ってもみんな全く心配してません。かえでちゃんがいます。

血を吸うわよと絡むユリカちゃんに「いいよいいよ、吸って〜♪」と返してるところなんて最強すぎます。3回目の鑑賞あたりからあの場面でも涙がこぼれるようになってしまいました。おかしいな。

肩にもたれかかる大人の吸血鬼を棺桶に送り届け、次に星宮らいち(19)を家まで送るかえでちゃん。この包容力、安心感、気配り。まさにおとなモードです。
(「お酒に酔うユリカ様!これはレア!(パシャパシャ)」とか微塵も見せなかった19歳らいちも相当大人びていました。ただタクシーにあの3人で乗るなら普通きみは前に乗るのでは??)

あと、一番印象的だったのが卒業ライブに向けて写真をみんなで選んでいる時。
向かって左から、蘭ちゃん、あおいちゃん、いちごちゃん、かえでちゃん、ユリカ様、しおんちゃん、おとめちゃんと並ぶなか、センターに仁王立ちしているのはかえでちゃんです。「色々やってきた」とこれまでのアイカツ!を振り返る言葉もそうですが、それ以上に視覚的な説得力があります。

これは人それぞれ考え方があると思うんですけど、アニメ本編において一ノ瀬かえでちゃんは決して「厚遇」されていたわけではなかったと思います。検索窓に「アイカツ かえで」と入れると「不遇」という候補が出てくるほどです。

そのかえでちゃんが『未来へのSTARWAY』ではメインの立ち位置に置かれている。
派手なマジック・演出やかえで寿司、アメリカ仕込みというキャラクター以外の部分、つまり彼女がみんなと同じように積み上げながら人生を歩んでいる軌跡というものが見えたんじゃないでしょうか。

太田駆くん

今回の劇場版は一定の割り切りを見せた一方で、これまでアイカツ!の歴史をつくってきた人々との再会を果たした面もあります。

卒業ライブでは、珠璃ちゃんまどかちゃん凛ちゃんといった後輩、ドリアカの面々、スターライト学園関係者、ここみやニーナちゃん、デザイナー(の一部)、さらには第89話「あこがれは永遠に」で登場した持田ちまきちゃん、井津藻ディレクター、蘭ちゃんの元ルームメイト・真子ちゃんと、感涙必至の面々が映されました。
(ユウちゃんがいなかったのはまだ留学中なのでしょうか……三ノ輪ヒカリさんも見つけられませんでした…)

4年後のいちごちゃんがライブ準備で関わっていた「菊ちゃん」「ともよちゃん」「ひろこさん」にも、作品からの愛が感じられます。「ともよちゃん」はまだわからないんですが、「菊ちゃん」は菊田浩巳さん、「ひろこさん」は、やぐちひろこさんと推測しています。

ちなみに現場の責任者さん?ですかね、「間に合い的にはまだ全然イケるんで!」「もっちろんです!」と言ってた方の印象も強かったです。「間に合い的には」は初耳でしたが意味はわかったので今後さりげなく使ってみようと思います。笑

そんな感じで製作側の愛が溢れた人物が挿入されたなか、特筆したいのが卒業ライブにいた太田駆くんですよね。登場カットは2度あり、2回目は神崎美月さんの煽りに嬉々として反応しています。太田くんが楽しそうで私も嬉しいよ…。

太田くんは第4話「Oh!My!Fan!」にて、いちごちゃんに初めて出来たファンとなりました。(ファン第1号はあおいちゃんですが)
これがきっかけでいちごちゃんが応援されるアイドルとしての実感を持ったことは想像に難くなく、太田くんはアイカツ!において大事な存在の一人です。

その彼が2度も登場し、楽しんでいる姿を見られたのは良かったと思いました。

「頑張る」の帰結

アイカツ!では「頑張る」という言葉が頻出します。

今回の劇場版で、頑張るってことは決めていると宣言して「いちごらしい」と言われていたいちごちゃんもそうですし、あかりちゃんも星宮先輩のように「頑張らなくっちゃ!」と何度も自分を奮い立たせてきました。

熱いアイドル活動!アイカツ!をするにあたって、100%を注ぎ込んで「頑張る」という要素は必須にして最重要なこと。逆風にも壁にも(崖にも)いつも全力でいちごちゃんたちは頑張ってぶつかっていきました。

アイドルのスポ根サクセスを描く新アニメ『アイカツ!』、10月8日放送開始!(マイナビニュース 2012年8月12日掲載)

上記の表現で紹介されていたように、スポ根は確かにアイカツ!を構成している要素の一つでした。努力を重ね、友情を深め、騙し合いや足の引っ張り合いもせず正々堂々と「頑張って」成果(漠然とした表現ですが)をつかんでいきます。

いつも全力で頑張るいちごちゃんたちは眩しく映りました。一方で、どうしてそんなにも頑張れるのか、どうしたら頑張り方が見つけられるのかと、いちごちゃんたちと違って「頑張る」が出来ない自分が情けなくもありました。

太田くんも第4話で「どうしてそんなに頑張れるの?」と言っていましたよね…

頑張る方向性

『未来へのSTARWAY』では「頑張る」姿を描く一方で、「頑張り方」に逡巡する様子が描かれていました。

具体的に言うと、紫吹蘭さんが何川監督の舞台で「壊す」ことを求められていた時です。

お芝居を頑張りたいと思うと高3時に語った蘭ちゃんは、何川監督から「もっと壊していいから」「積み上げはもう十分だから、踏み出して」と指導されています。「勇気がいると思うけど」と前置きをつけられた上で、要求されています。

彼女は「壊す」ということがどういうことなのかと考え、試行錯誤していくわけですね。

これは印象的でした…

役者という表現者に限らず、ある一定の基礎ができた後に殻を破って次の段階にいくこと、また次の段階に進むことを求められるケースは往々にしてあります。

一方で、その殻の破り方、応用とかアレンジを付加して自分流に染めていくというのは難しいものです。やり方が見つけられないことも多々あります。

上述したように、アイカツ!のアニメシリーズでは「頑張る」姿や成長が描かれ、その頑張りが結果として結実してきました。

けれど今回の蘭ちゃんで言えば、壊す(=変わる)という抽象的な「頑張り」が求められていて、彼女自身も手探りなのが伝わってきます。何川監督に指導を受けた後の硬い表情が、繰り返される同じ舞台場面が、台本を読み込む姿が、それを補強します。

そんな蘭ちゃんは、見事に「壊す」を完遂します。
「本職で役者やってきたわけじゃないからさ」のへりくだりがもう必要ない演技者になったことを確信させます。

それを踏まえると、第1部の夜にいちごちゃん、あおいちゃんの前で蘭ちゃんがお芝居に注力すると言っていたシーンが大きな説得力を帯びてきます。

拳を握って言った「頑張るよ!」のところですね!

さらに『未来へのSTARWAY』は、「頑張る」というフレーズの帰結を別の形で示します。

頑張る約束

「君はとっても頑張ってきたと思う!」

おそらく多くの方がそうだと思うんですが——私はこの台詞で涙腺が崩壊しました。

今まで私たちは「いちごちゃんたちが頑張ってるんだから自分も頑張ろう」と、いちごちゃんたちを画面で見て勇気をもらう側でした。矢印としては私たちが、いちごちゃんを見つめる構図でした。

けれど、蘭ちゃん、あおいちゃんに続いた彼女の口上で、私は、私たちは、星宮いちごさんから「君」と単数系のYouで指し示されることになります。複数形のYou、すなわち「みんな」でもありません。「君」です。

そして肯定されます。頑張ってきたことを。もっと言えば、生きてきたことを。

私はアイカツ!と出会ったのが2014年だったんですが、この8年余り、アイカツ!のみんなのようにいつでもアツく100%で頑張れていたかと問われればそれはノーです。

この10年間、いろいろなことがあったのは確かです。嬉しいことも幸せなことも、苦しいことも悲しいことも。変わったことも、変わらないことも。
自分だけじゃなくて、みんながそれぞれ自分なりの、日々の階段を歩いてきたわけです。

そうやって私たちは「ここまで」生きてきました。
辿ってきた道が最適な選択だったかはわからないけど、ここまではやって来れました。アイカツ!と再会を果たしました。

『未来へのSTARWAY』はそんな一人一人の人生を「頑張る」という言葉で肯定し、労ってくれました。そして、だからこれからもきっと大丈夫!と背中を後押ししてくれました。お互い頑張って日々を歩んだ後にまた会おうと約束してくれました。


今回は『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』の感想を長々と書き散らかしました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。