映画『RISE UP』感想〜もっと綺麗に飛べたはず〜

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映画『RISE UP』を観賞。主演は林遣都。中島良監督。

『RISE UP』のスタッフ、キャスト

監督:中島良
脚本:入江信吾
津屋崎航:林遣都
柳沢ルイ:山下リオ
梶:太賀
小笠原:嶋尾康史

あらすじ紹介

ひき逃げ事故で失明してしまった少女ルイ(山下リオ)。そのショックから立ち直れず、わがままな日々を過ごすルイは、ある日、パラグライダーに熱中する高校生・航(林遣都)と出会う。滅多に発生しない強力な上昇気流“ライオン”に乗れば、自分は成長できると信じる航に、ルイは次第に心を開いていくが……。

出典:シネマトゥデイ



透き通るような山下リオ

若手の実力派俳優・林遣都は、もう一押し欲しい感じ。

ちゃんとキャラクターの特徴を掴んでいるからどの作品でも違和感はあまり感じないんだけど。

以前に『那須少年記』に出ていた太賀くんも出演。役が役なだけに評価は難しい。

視力を失ったヒロインの山下リオはかなり良かった。表情の使い方、目線、一拍遅れた反応など、よく練ってから演技に取り組んだことがうかがえる。

この作品に出会えたことで山下リオという俳優を知ることができた。これは収穫。

その一方で物語自体はすごく粗かった。事故のことも中途半端。ワタルとルイの再会も突発的で、ラストシーンへ入るまでの手順を省いてしまっている。
主人公のワタルがパラグライダーから離れている心境にも触れないのでラストは浮くだけ。

幻の上昇気流だの、点字教育がどうだのと余計なものを入れたせいで物語が淡泊になった。せっかく綺麗な町を使っているのに勿体なかったかな。

山下リオを観察する分には申し分ない。
直球勝負のストーリーを貫いて欲しかった。

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