映画『魔法遣いに大切なこと』

08年公開の『魔法遣いに大切なこと』を鑑賞。主演に山下リオ、岡田将生。中原俊監督。

原作は漫画。映画化の前にアニメ化、小説になっている。

■誰のために魔法を遣う?
山下リオは
『RISE UP』でも目の見えないヒロイン役を好演。今回は、さらに凄かった。
透明感のあるたたずまい。それでいてわざとらしくなく、また、力強い芯の強さ、凜とした軸を持っている。ちなみに『RISE UP』で共演の太賀も出演。短いながら良い演技だった。

岡田将生も作品の中でぐんぐんと成長。その成長曲線も自然で素晴らしかった。

脇を固めた役者も、主演の2人を引き立てているから、余計なサイドストーリーが介入しない。話はソラ(山下)、ゴウタ(岡田)らが魔法使いになるための研修を受ける期間に集中する。

なぜ、魔法使い(魔法士)になりたいのか、人生を左右するほどの魔法を受け継ぐ者としての義務に対する気持ち。全てがわかりやすく、また、美しく描かれている。

ソラが使いたかった魔法。大好きな人に心を揺り動かされ、大好きな人に伝える。涙が流れた。心臓がどくんと波を打つ。

美しく、はかなく、人の心の繋がりを認識できる作品。観て良かった。
物語も、役者も、皆まっすぐで爽やかに突き進んでいく作品。胸が詰まり、もしかすると張り裂けそうになるかもしれない感動作。

観て良かった。本当に。

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