映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』感想〜超王道。泣きたい素直な方におすすめ〜

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2年前に映画館で観て涙した『僕の初恋をキミに捧ぐ』を再鑑賞しました。
主演は井上真央、岡田将生。新城毅彦監督。

『僕の初恋をキミに捧ぐ』のスタッフ、キャスト

監督:新城毅彦
原作:青木琴美
脚本:坂東賢治
種田繭:井上真央
垣野内逞:岡田将生
逞の父:杉本哲太
逞の母:森口瑤子
昂:細田よしひこ
上原照:原田夏希
杉山律:窪田正孝
種田孝仁:仲村トオル

あらすじ紹介

医師の娘・繭と、重い心臓病を患い闘病生活を送る少年・逞(たくま)は互いに恋心を抱き、「大人になったら、結婚しよう」と初恋の約束を交わす。しかし、医師から逞の余命は20歳頃までと宣告されてしまい……。

出典:映画.com



映画のネタバレ感想

以下、作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。

前回はとにかく幼少時代と井上真央の健気なキャラクターが鮮烈で涙が止まらなかった。

2度目の今回も同じ箇所で涙は少しこぼれたものの、ストーリーを知っているせいか、グッとくる感覚はなかった。

前回観た後に原作は少女マンガであることを知り、今回見直してみて評価を下げたのはその設定だった。
まず中学生時代に井上、岡田を使うのは無理がある。逆に言えば井上、岡田を使うなら中学生時代はもう少しあどけない顔つき、メイクにしなければならない。
高校受験のくだりで中学のシーンがどうしても必要というなら。

昂(細田ヨシヒコ)、照(原田夏希)の存在も前回はそんなに気にならなかったけど、いかにも女子コミ的。原作ではもっと深く描かれていて二人の背景も違うのでしょうが、なーんか死なせとけばいいや感が出ていた。
ただ、初見時は昂と逞に芽生えた友情を美しいと思ったし、今回単に僕が斜に構えてしまったのかも。そこは反省点。

それでも泣ける

生と、死と向き合うのはどういうことか、また、死にゆく側と残される側の違いなど、やはりテーマは良いと思う。
台詞も井上真央の「生きるって悲しいことだよ」や「男は好きな女の子以外には嫌いって言わなきゃいけないの」など心に響くものが多い。
それを可能にしたのが子役の二人だと思う。

とりわけ、繭の幼少時代役の熊田聖亜ちゃんは良かった。
映画が始まってまず、彼女に涙する。
先クールの『ランナウェイ』で宮本さくら役を堂々好演していただけある。先日鑑賞した『曲がれ!スプーン』にも幼少時代役で出演していた。

初見のインパクトなら舞台設定も特に気にならず鑑賞できると思う。
泣かせる流れがしっかりしている分、一度知ってしまうと、他の粗いところが目についてしまった。

とは言え、やはり今回も涙ほろりさせてくれた。言い忘れていたけど音楽もこの作品は素晴らしい。山場の緊迫感、心情描写に大きく貢献している。

泣きたい方、未見ならオススメです。

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