映画『ストレイヤーズ・クロニクル』感想〜岡田将生が若手俳優を牽引〜

ストレイヤーズ・クロニクル タイトル画像
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15年公開の『ストレイヤーズ・クロニクル』を鑑賞しました。

瀬々敬久監督、岡田将生。原作は本多孝好の小説。

ストレイヤーズ・クロニクルのスタッフ、キャスト

監督:瀬々敬久
原作:本多孝好
脚本:喜安浩平
昴:岡田将生
学:染谷将太
沙耶:成海璃子
モモ:松岡茉優
亘:白石隼也
静:高月彩良
モモ:松岡茉優
良介:清水尋也
壮:鈴木伸之
ヒデ:栁俊太郎
隆二:瀬戸利樹
碧:黒島結奈

注目の新進俳優がズラリ。好きな役者さんを見つけてワクワクしながら観察するのはきっとこの正しい映画の見方。

あらすじ紹介

1990年代の日本で、生まれてくる子どもに突然変異を促して人間の能力を極限まで発達させる実験と、遺伝子操作で動物や昆虫の能力を持つ子どもたちを生みだす実験が秘密裏に行なわれた。20年後、実験により視覚や筋力をそれぞれ異常発達させられた昴らは、特殊能力の代償として精神崩壊の危機におびやかされながら、その解消の鍵を握る外務副大臣・渡瀬から裏の仕事を請けおっていた。ある日、渡瀬を狙う謎の殺人集団アゲハが現われるが、彼らの正体もまた、20年前の実験で生みだされた特殊能力者たちだった。

出典:映画.com



遺伝子実験の悲しさが足りない

特殊な能力を人工的に与えられた子供(若者)たちのアクション劇。

それだけなら良かったんだけど、彼らの研究者という大人の介在のさせ方が上手くなく、雑な印象になった。

特殊な能力の犠牲として極端に寿命が短かったり、精神が崩壊して人間としての機能を失う(破綻)という設定は良い。

より長く生きながらえようと、研究者を追うという理由もわかる。

予知能力や瞬間移動に加え、接吻の毒殺や吹き矢のようなものまで様々な攻撃的能力も面白い。それを駆使したバトルも。

ただ、彼らの生み出されたバックボーンの惨さをもっと描くべきだったし、彼らに立ちはだかる伊原剛志と豊原功補の立ち位置が悪い。

不気味さも人間味もなく、ロボットとして存在する敵役のような形。

正直、俳優二人の演技も良くなかった。

岡田将生ファンにはおすすめ

10代から20代半ばの若い役者が多く、岡田将生の他には染谷将太、成海璃子、松岡茉優、黒島結菜、瀬戸利樹、清水尋也、鈴木伸之、高月彩良といった面々が出演。

バトルシーンは軽快で見ごたえがあり、また生殖機能という要素を人物のキーに取り入れているのも良かった。

それだけにいわゆる権力側からの銃攻撃になすすべが無かったのは残念だし、どうせやるなら権力側にも相応の破壊的な戦力が欲しかった。

人造人間に近い者たちの背景を描くには中途半端だし、バトルに特化もできていない。
個人的な見どころは、岡田将生が役柄、演技面両方で若手を引っ張っていたこと。これはまごう事なき主人公。
立派になりましたね。

若手俳優を好きな人、また松岡茉優と本郷奏多を好きな人は面白いかも。

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