映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』〜高評価の理由〜

今夜は昨年の映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』を観賞。主演は大政絢と染谷将太。監督に新進女性監督の瀬田なつき。

(C)2010「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」製作委員会

するするっと染谷将太

本作品の染谷将太の演技が高評価を受けたのは聞いていた。なるほど、これは確かに素晴らしい。林遣都に似たあどけない顔つきながら、飄々とした口調、そして独特のステップを見せる軽やかな足取り。
するするっという擬音で表現したくなる。

大政絢は初めてまともに見たが、加藤夏希と近い顔つき。染谷ほど動きのあるシーンはないけど、大事なテーマである脆さを感じさせる。

演出に関しては、良い意味で裏切られた。

これまで角川映画にはあまりいい印象を持っていなかったけど、現在のシーンとフラッシュバックシーンの切り替えのタイミングや、声の重ね方、また小さな置き手紙や携帯の画面などの小さな文字を映す際もしっかり読めるくらいの長さ(時間)で残してくれる。これはなかなか優しい。

(C)2010「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」製作委員会

また、ネタバレになるけど人質から解放された子供が歩いていくシーンも、どことなく不自然なぎこちなさを残した歩き方でよかった。だってそうでしょう。手足を縛られて不自由な状態から、いきなりそれを外されてもバランス取れないでしょう。

ストーリーに関してはバックグラウンドを説明してくれないので自分で探っていくしかないけれど、一度観た後でもう一回復習として観たい作品。このあたりは『リリイ・シュシュのすべて』と似ている。

評価されるだけある、よく練られた作品でした。★★★★☆。

電撃文庫の方も読んでみたい。

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