映画『電車男』

さて、一昨日、映画『電車男』を鑑賞。原作も映画もドラマも実は未体験。
主演は山田孝之。「エルメス」に中谷美紀。村上正典監督。



■ただのオタク映画じゃ勿体ない

作品の感覚は『モテキ』や『ブラック会社に勤めてるんだが、俺はもう限界かもしれない』あたりに似ている。2ちゃんねるがバックグラウンドなので当たり前といえば当たり前だけど。

作品は、遊びがあるようで意外となく、山田孝之の演技力に依存、あるいは一任しているところがある。でもやっぱり山田孝之は山田孝之で、キモいところあり、成長したところあり、を使い分けている。
引きこもり役の瑛太は、瑛太らしくない雰囲気が魅力。

中谷美紀は彼女なりのエルメス像を僕に植え付けてくれた。それは、思っていたのよりも優しくて、謙虚なものだった。

この作品ではオタクのコンプレックスが描かれているけど、学歴、運動、容姿、育った環境、多くの人はコンプレックスを抱えて生きている。逆にそういった部分を持っているからこそのコンプレックスだって存在する。
日本は皆中流階級的な潮流が強いけど、それが逆に個性を蝕んでコンプレックスにしてしまっているのかなって思ってみたり。

人と違う部分を持つのは良いことだし、自分と違うものを追求する人と関わってこそ器は大きくなるはずだけど。

意外と社会派的な視点から見るのも面白いかもしれません。そうするとあれだけ変身を遂げる主人公は金銭的にも恵まれているように見える。

ただのオタク映画として見るにはもったいない。
評価は★★★★☆。

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