映画『電車男』感想〜ただのオタク映画じゃないです〜

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映画『電車男』を鑑賞。
主演は山田孝之。「エルメス」に中谷美紀。村上正典監督。

2ちゃんねるの書き込みから生まれた原作、ドラマとあまりにも有名な作品ですね。

『電車男』のスタッフ、キャスト

監督:村上正典
原作:中野独人
脚本:金子ありさ
電車男:山田孝之
エルメス:中谷美紀
りか:国仲涼子
ひろふみ:瑛太
みちこ:木村多江
よしが:岡田義徳
たむら:三宅弘城
むとう:坂本真
暴れるおじさん:大杉漣

あらすじ紹介

電車内で暴れる酔っ払いから女性(中谷美紀)を助けたオタク青年、通称・電車男(山田孝之)。彼女に心惹かれた電車男だったが、これまで女性に縁がなかったので、どうしたらいいかわからない。そこで彼はインターネットの世界に助けを求め……。

出典:シネマトゥデイ



映画のネタバレ感想

以下、作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。

作品の感覚は『モテキ』や『ブラック会社に勤めてるんだが、俺はもう限界かもしれない』あたりに似ている。2ちゃんねるがバックグラウンドなので当たり前といえば当たり前だけど。

作品は、遊びがあるようで意外となく、山田孝之の演技力に依存、あるいは一任しているところがある。でもやっぱり山田孝之は山田孝之で、キモいところあり、成長したところあり、を使い分けている。
引きこもり役の瑛太は、瑛太らしくない雰囲気が魅力。

中谷美紀は彼女なりのエルメス像を僕に植え付けてくれた。それは、思っていたのよりも優しくて、謙虚なものだった。

この作品ではオタクのコンプレックスが描かれているけど、学歴、運動、容姿、育った環境、多くの人はコンプレックスを抱えて生きている。逆にそういった部分を持っているからこそのコンプレックスだって存在する。
日本は皆中流階級的な潮流が強いけど、それが逆に個性を蝕んでコンプレックスにしてしまっているのかなって思ってみたり。

人と違う部分を持つのは良いことだし、自分と違うものを追求する人と関わってこそ器は大きくなるはずだけど。

意外と社会派的な視点から見るのも面白いかもしれません。そうするとあれだけ変身を遂げる主人公は金銭的にも恵まれているように見える。

ただのオタク映画として見るにはもったいない。

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