映画『ほとりの朔子』〜刺激的な二階堂ふみ〜

早稲田松竹にて『ほとりの朔子』を鑑賞。

14年、監督・脚本・編集、深田晃司。プロデューサーの杉野希妃はメインキャラクターの一人としても出演していた。

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音声日本語に英語の字幕

日米合作ということで、英語の字幕が下に表示される体裁。
主演の二階堂ふみ演じる朔子(浪人生)が海辺の町に夏休みを利用してやってくるのだが、同伴は叔母であり、その宿泊先もまた叔母であり…
序盤は互いに紹介をする際、「niece」「nephew」といった言葉がよく出てきた。
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▲鶴田真由(左)と二階堂ふみ。 (C)sakuko film partners

しかし、普段英語字幕の映画を見ない上に日本語を耳で聞いて英訳を見ていると、英語にはこんな表現があり、また日本語のこの言葉に対応する表現はないのだと、勉強になる。

この二階堂ふみには惚れます

『地獄でなぜ悪い』、『ヒミズ』といった園子温チームでの印象が強かった二階堂ふみ。
前述の2作品では確かに振り切れていたキャラだったが、この作品でも彼女の持つフィルターは健在である。

顎をつんと上げて少しネットリとした口調、傍観的な冷めた目線、無言の反抗。

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▲冷たくねっとりとした視線。二階堂ふみの魅力は健在。 (C)sakuko film partners

園子温作品と違った魅力が見られたという感想が多かったものの、僕は本作も二階堂ふみのアクの強い顕示欲強めのキャラクターはそのままだと思う。
『RISE UP』をはじめ『魔法使いに大切なこと』や『青い鳥』、『さんかく』、『桐島~』など実に出演作品9本をこれまで見てきた、我がブログの頻出俳優・太賀との絡みはやっぱり二階堂ふみだった。
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▲太賀と二人乗りをする二階堂ふみ。赤が鮮やか。 (C)sakuko film partners

男の建前と本音とか、一人歩きする原発問題への反対運動とか、シーンごとに色々な深田監督の描きたいものがあっただろうと推定できる展開。

ただ、やはりこの作品は二階堂ふみを彼女のアクの強い演技面以上にビジュアルで見せている。

赤いワンピースに水着、ショートパンツ。田舎の海辺の町に映える彼女の肌と鮮やかな服。
『さんかく』の小野恵令奈で感じたものと少し似ているかもしれない。肉感的というよりは服装も含めて視覚的に刺激を受ける感じ。

鶴田真由や杉野希妃ら年上の女性が男と関わっていく中で、映画を観ている人は多分、二階堂ふみに夢中になると思う。

抱き合わせで観た映画だったが、想像以上に良かった。女性目線が多いので女性の感想を聞きたいところ。

★★★★☆。

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