映画『軽蔑』〜ミスキャスト感が拭えない〜

11年公開の『軽蔑』。
廣木隆一監督、高良健吾、鈴木杏。原作は中上健次の最後の長編作品。

軽蔑
公開当時、結局見ることができずにHDDに録っておいたものを再生。

かんたんなあらすじはMovieWalkerさんのページが詳しいので未見の方はそちらで確認していただきたい。



映画のネタバレ感想

高良演じる主人公のカズは文字通り人間のカスであった。ルーズな金銭感覚、危機感の欠如、周囲への空威張り。
カズに対して感情移入しようと思うと、まず9割がたは失敗すると思う。感情移入できるできないを通り越したクズ人間である。

いきがった勘違い人間を演じる高良は、育ちの良さ(これも彼を表す一つのファクター)が随所に見られて良かったが、スマート過ぎた。
もう少し幼児的な、拙いキャラクターで良かったはずである。

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▲少しかっこよすぎた高良健吾のカズ。 (C)2011「軽蔑」製作委員会

カズと恋に落ちるマチコを演じるのは鈴木杏。
こちらは妖艶さとか悪どい雰囲気が足りなかったキャスティングという印象を受ける。