映画『真夏の方程式』〜涙止まらず。名作です〜

13年の映画『真夏の方程式』を鑑賞。

西谷弘監督、フジテレビジョン製作、原作はおなじみ東野圭吾。

福山雅治が演じるガリレオ湯川シリーズで、相棒は吉高由里子になっている。

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真夏の方程式

前シリーズの『容疑者Xの献身』はこちら

被疑者に感情移入させる巧みさ

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▲子供が苦手な湯川先生。子役は山﨑光が演じている (C)2013 フジテレビジョン アミューズ 文藝春秋 FNS27社

個人的には吉高とのコンビの第二シリーズの方が好きなので、彼女の出番は少なかったが実に楽しく鑑賞できた。

さらに実質的な主人公の杏がまた上手い。
物分かりの良い人間の仮面を被りながら心の奥の不安や激情をひた隠すキャラクターを演じるのが実に上手である。

子役を演じたのは山﨑光くん。
多分初めて見た子だが、キャラもあいまって実に可愛らしい子供だった。
ただ、『まほろ駅前~』に出ていた三浦誠己によく似ていると思ったのは僕だけか…

ストーリーはというと『容疑者X』と同じく、被疑者に視聴者が感情移入するような状況が続く。

家族のつながりを描いた分、こちらの方が感情の鎖を揺らして、僕はポロポロと涙した。目の奥が熱くなり、勝手に涙がこぼれる感覚。

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▲杏は実質的な主人公。彼女の演技が感情移入を誘う。 (C)2013 フジテレビジョン アミューズ 文藝春秋 FNS27社

原作は読んでいないのだが『容疑者X』は映画より書籍の方が感動したこともあり、今度読んでみようと思う。

小説のガリレオシリーズは少し映像化を前提とし過ぎていて食傷気味だったけど、東野圭吾の描くやむを得ない人間の衝動と過ちと大切な人を思う心が重なり合った物語はやはり素敵である。

そしてそんな物語はやはり、東野圭吾の精緻かつ簡潔な文章で読むのがおもしろい。

まぁしかし、湯川ガリレオで泣かされるとは思わなかった。
余韻の残し方も良かったし、湯川先生がひとひらの情を見せたのもグッと来た。

いい映画を見た。というのが偽らざる感想。
★★★★★。

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