映画『アフロ田中』感想|堤下敦は必見です

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『スイートプールサイド』で衝撃を受けた松居大悟監督の『アフロ田中』を鑑賞しました。

2012年、松田翔太、佐々木希。

あらすじ紹介

強烈な天然パーマのアフロヘアーがトレードマークの田中広(松田翔太)は軽いノリで高校を中退し、自由を求めて上京する。しかし仕事はきつく、24歳になっても彼女もできない現実に打ちのめされていた。そんな折、学生時代の友人が結婚するという知らせが届き、とある約束を友人と交わしていたことを思い出した田中は、早く彼女を作ろうと焦っていると、隣に完ぺきな美女・加藤亜矢(佐々木希)が引っ越してきて……。

出典:シネマトゥデイ

スタッフ、キャスト

監督 松居大悟
原作 のりつけ雅春
脚本 西田征史
田中広 松田翔太
加藤亜矢 佐々木希
大沢みきお 堤下敦
岡本一 田中圭
村田大介 遠藤要
井上真也 駒木根隆介



堤下が良いぞ

漫画が原作ということもあり、正直なところストーリーは予定調和。アフロの松田翔太の妄想モードと現実モードもまあ想像の域を出るには至らなかった。
ただし、この作品はキャラクターがとにかく良い。松田翔太演じる田中の友人たちに堤下敦、田中圭、遠藤要、駒木根隆介。

ドヤ顔満載の田中の周りで存在感を放つ良きおっさんたち。歳を取ってもこうやってバカできる友人がいるっていいよね。

特に堤下が凄い。困ったような怒ったようなマジ顔。
堤下のような人材をネタキャラではなくしっかりとした配役に当てはめたのは現実的で上手い。

あとは佐々木希。可愛い。これぞ可愛さ。演技は上手とは言えないんだけど、コミカルで妄想チックな田中のシーンと合致している。感覚でいうと『風俗行ったら人生変わったwww』に近い感じなのかな。でも『風俗』と違ってだらしないところがほとんどない天使モード。すなわち可愛い。
だからこそ田中にはハードルが高すぎた。こればっかりは仕方ない。

力の抜けた童貞作品としては定番。もう一捻り欲しかったけど、じゃあどうすればよかったのかと聞かれれば難しい。

松田翔太の演技にドラマ『ドン・キホーテ』の香りを感じた。

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