映画『言の葉の庭』〜チョコと金麦をどうぞ〜

13年公開、新海誠監督の作品『言の葉の庭』を鑑賞した。

相変わらず主人公がかっこいい

『君の名は。』で衝撃を受け、新海作品を続けざまに鑑賞してきた。

に続き3作目。

『君の名は。』鑑賞時に話題になっていた糸守高校の教師のことも、この作品を観たことで理解できた。

雪野先生!そりゃファンが興奮するはずだ。

他の作品と同じように、『言の葉の庭』も主人公の男の子がなかなかできる男である。

雪野先生と比較すれば子供じみてはいるものの、高校一年生にしては頭の良い話し方ができるし、飲食店でしっかりバイトをして夢を追いかけている。

大人っぽい男の子と、彼に甘える女の子、そんなボーイミーツガールが新海作品の根底にあるのかなと思ったりした。

新宿御苑を見に行こう

舞台は新宿御苑が中心。

新宿駅や千駄ケ谷駅が登場して、相変わらず中央・総武線が強いインパクトを放っている。

これまで同様に電車の走る音やドアが閉まる音やカットを効果的に使っているのが印象的。

タカオが住んでいる家も、タカオの兄が引っ越した部屋もそう。

シーンの区切り、というわけではなくアクセントとして効いていた。

舞台の新宿御苑については、『聖地巡礼特集』さんのページがとても詳しい。

作品と同じ構図の写真を紹介してくださっていて、鑑賞後に見ると3倍くらい楽しめる。

内容については星4つといったところ。

マンションの踊り場で言い放ったタカオのセリフ。僕は好きではなかったが、最後の冬の描写に救われた。

部活もせずに一人で夢に向かって頑張るタカオ。と、そこに現れたヒロイン。

今まで見てきた青春作品とは全く違うし、だからこそ背景の描き込みでストーリーの起伏のなさを補っている。

雨を利用したリフレクション(反射)や風の匂い、低い雲、そして梅雨明け。

雨の中、東屋で休んでいる二人を見ているとこちらまでじとっとした湿気に襲われるんだから相当だと思う。

六月、七月と章立てごとに提示しているが、この背景描写力と相乗効果を生んでいる。



秒速から君の名は。への系譜

『君の名は。』を観てよかったなと思う人は、『秒速』と『言の葉の庭』を立て続けに是非観て欲しい。

過去の作品で提示された距離の概念や、雑踏、電車のシーン、それに『言の葉の庭』で言えば登場人物の後日談(に近い形)が一つの継承された形、またアンサーとして『君の名は。』では語りかけてくる。

僕はチョコをつまみにサントリーの金麦を飲みながらこの『言の葉の庭』を観ていたが、作品内のシチュエーションにひどく驚き、嬉しくなった。

そんなところも好きだった部分。
ラブストーリー以外の筆致は完璧。

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