こんにちは。
昨日は映画『愛の渦』を鑑賞してきました。原作、脚本、演出はポツドールの三浦大輔さん。『恋の渦』は三浦さんの原作です。
乱交パーティーの行く末
『恋の渦』が僕たちに潜む建前と下心を描いたものならば、『愛の渦』は性的な部分の下心をこそばゆい感じであぶり出す作品。
R-18ということもあり、乱交サークルなるものの5時間をたっぷりと描写する。
見る人にとってはAVの一種かもしれません。
『恋の渦』で味わったほどの共感はせずにある程度傍観的に鑑賞したけど、男女が秘める変態の一面や、セックスをしているときの変貌ぶり。そういうものが乱交サークルという非日常空間において発露していくさまは凄く良かった。
役者でいうと主演の池松壮亮はワイルドと中性的な雰囲気を持ち合わせていながらも寡黙で、少しエゴな部分もたまに見せたりでとっても艶かしかった。
濡れ場を披露した門脇麦や三津谷葉子も頑張りました。
最後の一捻りなどプロットも工夫してあり、大人のクスクスを誘発するのも御上手。
『恋の渦』もそうだけど恋だとか愛だとかこの題名はシニカルなものなんだなと再確認。この作品に愛がどうやって落とし込まれているのかはぜひ観て確認していただきたい。
『恋の渦』と比較できたことで描き方の共通点みたいなのは結構発見しました。『恋の渦』でナオキが「オンナのそういうとこ、こえーわ」っていうシーンがあるけど、この作品にもオンナのそういうとこ、いくつかあります。
R-18とはいえ、こんなにNGワードを羅列した記事で大丈夫かな…というのがいまの僕の不安です。笑
僕は一人で観たけど、カップルで行ったらどうなんだろう…案外良いのかも。