映画『ウォーターズ』〜お兄さんとオジさんの狭間のホスト〜

06年の映画『ウォーターズ』を鑑賞した。西村了監督。

小栗旬ら7人の男がホストに挑戦。コメディータッチが光る作品だった。

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粗い。粗いのだが…しかし

挫折を味わったリョウヘイ(小栗)ら7人の男が選んだ第二の人生・ホスト。
しかし、そのホストクラブは実に前途多難で…という物語。

詐欺を絡めてそれなりに転がしているものの、キザったれたセリフと予定調和の団結パターン。

男たちはバラバラになり、台風からホストクラブを守り、ガッチリと「仲間」として手を取り合う。

どこにでもあるストーリーで、演技面も含めて極めて大雑把な映画である。悪い言い方をしてしまえば粗い。

そう、粗い。
粗いのだが。しかし。

面白かった。
その粗ささえ魅力的なほどに。

愛はどこからやってくるのでしょう♪

まず7人のドアーフ(小人)と称される7人の素人ホストである。
前述の小栗を始め、須賀貴匡、松尾敏伸、平山広行(現・平山浩行)、桐島優介、森本亮治、葛山信吾。

須賀貴匡は仮面ライダー龍騎の彼

製作が05年なので満年齢では小栗と森本が23歳、須賀と松尾、桐島、平山が28、葛山が33歳。
このちょっとオジさんが入ってる感がたまらない。

ただの青い若造のイケメンではなく、何かしらの人生の壁にぶち当たった年輪を滲ませる。
純粋なイケメンとして描かれていないところも好感が持てた。

小栗と『きょうのできごと』の松尾以外は初めて見るような人選。平山と須賀は今までのイメージと少し違う雰囲気だったので気づかなかった。
Jリーグ好きからのくだらない感想を言わせて貰えば、須賀貴匡は相馬崇人という選手と凄く似ていた。かっこいい!
ちなみに桐島は途中から錦織くんにしか見えなかった。

小栗に関しては花男の頃だと思うけど若さがほとばしっていて、これもまた魅力的。
『ロボコン』のレビューでも言ったけど小栗旬の在りし日を確認するのは楽しいね。

在りし日といえば13歳の成海璃子も。
少女であっても紛れもなく成海璃子。おっさんくさい7人のドアーフホストと対照的にこちらは物分かりの良い娘で、実年齢が純粋無垢に拍車をかけた。

あとは山口紗弥加も少し若かったね。棒読みなところが可愛い。

キャラと俳優の人選で僕の心をつかんだ本作。
ノスタルジーをさらに刺激したのは作内でフィーチャーされるhitomiの「LOVE2000」。
06年公開当時の懐かしさを狙ったものだとは思うけど、10年経った今でも懐メロ。
avexだなぁ〜いいなぁ〜って思いながら成海璃子とともに僕も口ずさんでしまった。
ちなみに作品内でこの曲をかけたのは須賀演じるユウキ。かっこいいね!(二度目)

ベタベタの展開は駄作かもしれない。
でも、キャスティングと雰囲気で愛すべき世界を作り上げたと思う。

真中瞳に原田芳雄さんも。
あと仮面ライダーを見ていた人はおすすめ。ちょっと違う龍騎が見れますよ。

★★★★☆。

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