映画『スマグラー おまえの未来を運べ』〜脱線なく緊張感が続く〜

今日は休みだったからまた例のごとくひとり映画。

時間帯の都合が良かったのでレイトショーで『スマグラー』を観てきた。
観客は11人。まぁ意外と多い。石井克人監督。


■安藤政信の立ち位置と臨場感

オープニングで出演陣が羅列される上に、最後の安藤政信の出し方で、彼が特別な役だというのはある程度わかった。
というより、わかってしまうじゃないかこんな出し方じゃ!と思ったのも束の間。安藤政信は自然に”キーマン”を演じていく。

章立てて作られている映画は、得てして流れが途切れがちになるものだけど、この作品はスムーズに場面がつながった。章立ても少なくて邪魔しなかった。逆に言えばこの程度ならなくてもよかった。

さて、内容の方はあまり触れないけれども、スリリングな展開が続き、ストーリーを脱線する笑いや色恋要素もないため、非常に集中して見れた。

前半と後半において主役は異なるけれど、いずれの人物もいい演技をしていたと思う。

安藤政信はアクションが素晴らしい。撮り方も鮮やかさを潔く貫いていてよかった。

満島ひかりの印象はやはり化粧をきちんとすれば綺麗ということ。妻夫木に関しては期待通り。普段着の妻夫木と口元や目線で感情を表現する妻夫木の二種類が楽しめる。

もう一人、かなり魅力的な演者がいたけど、これは明かさないでおきます。

かなりのめり込む作りになっているので、家でだらーと観るよりは映画館で臨場感を噛み締めながら観た方が良いと思う。

「どうかなー?」くらいの期待感で観たのが奏功したのか、インパクトがもの凄かった。脇役まで隙のない作品だった。

評価は★★★★☆。作品の性格上、『ツレが~』のようにまた観たいと思わせるものではないけど、その一回で濃密に楽しめる作品です。

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