映画『スマグラー おまえの未来を運べ』感想〜脱線なく緊張感が続く〜

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今日は休みだったからまた例のごとくひとり映画。

時間帯の都合が良かったのでレイトショーで『スマグラー』を観てきた。
観客は11人。まぁ意外と多い。石井克人監督。

『スマグラー』のスタッフ、キャスト

監督:石井克人
原作:真鍋昌平
脚本:石井克人、山口雅俊、山本健介
砧涼介:妻夫木聡
ジョー:永瀬正敏
ジジイ:我修院達也
山岡有紀:松雪泰子
背骨:安藤政信
内臓:テイ龍進
張福儀:阿部力

原作は『闇金ウシジマくん』でおなじみの真鍋昌平のコミックです。

あらすじ紹介

「闇金ウシジマくん」で知られる真鍋昌平のコミック「SMUGGLER」を、「鮫肌男と桃尻女」の石井克人監督が実写映画化。役者志望のフリーター・砧涼介は、借金返済のために日給5万円の高額アルバイト「運び屋(スマグラー)」を始めるが、運んでいるものが暴力団組長の死体と知り、暗殺者に追われることに……。主演は妻夫木聡。永瀬正敏、松雪泰子、満島ひかり、安藤政信らが共演。

出典:映画.com

以下、感想部分で作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。



安藤政信の立ち位置と臨場感

オープニングで出演陣が羅列される上に、最後の安藤政信の出し方で、彼が特別な役だというのはある程度わかった。
というより、わかってしまうじゃないかこんな出し方じゃ!と思ったのも束の間。安藤政信は自然に”キーマン”を演じていく。

章立てて作られている映画は、得てして流れが途切れがちになるものだけど、この作品はスムーズに場面がつながった。章立ても少なくて邪魔しなかった。逆に言えばこの程度ならなくてもよかった。

さて、内容の方はあまり触れないけれども、スリリングな展開が続き、ストーリーを脱線する笑いや色恋要素もないため、非常に集中して見れた。

前半と後半において主役は異なるけれど、いずれの人物もいい演技をしていたと思う。

安藤政信はアクションが素晴らしい。撮り方も鮮やかさを潔く貫いていてよかった。

満島ひかりの印象はやはり化粧をきちんとすれば綺麗ということ。妻夫木に関しては期待通り。普段着の妻夫木と口元や目線で感情を表現する妻夫木の二種類が楽しめる。

もう一人、かなり魅力的な演者がいたけど、これは明かさないでおきます。

かなりのめり込む作りになっているので、家でだらーと観るよりは映画館で臨場感を噛み締めながら観た方が良いと思う。

「どうかなー?」くらいの期待感で観たのが奏功したのか、インパクトがもの凄かった。脇役まで隙のない作品だった。

作品の性格上、また観たいと思わせるものではないけど、その一回で濃密に楽しめる作品です。

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