映画『あの空をおぼえてる』感想〜広田亮平と吉田里琴を抱きしめたい〜

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昨日は夜に08年の映画『あの空をおぼえてる』を鑑賞しました。冨樫森監督。ジャネット・リー・ケアリーの児童文学が原作。

『あの空をおぼえてる』のスタッフ、キャスト

監督:冨樫森
脚本:山田耕大
雅仁:竹野内豊
慶子:水野美紀
英治:広田亮平
絵里奈:吉田里琴
小池栄子
濱田マリ
小日向文世

あらすじ紹介

幼い兄妹がトラック事故に遭い、兄・英治は奇跡的に命を取り留めるも、妹の絵里奈が他界。悲嘆に暮れる深沢家の面々だったが、それでも時が経つとともに、英治や母・慶子は次第に明るさを取り戻していく。しかし、父・雅仁はひとり暗い部屋に閉じこもり、いつまでも悲しみに暮れるばかりだった……。

出典:映画.com

以下、感想部分で作品のネタバレや展開に触れていきます。未見の方はご注意ください。



映画の感想

主演は竹野内豊のものの、実質的には子供役の広田亮平くん吉田里琴ちゃんが主役。この二人の演技は本当に素晴らしかった。

ストーリーに触れると、妹のエリナ(吉田)を目の前の事故で亡くしたエイジ(広田)がその現実を子供の視点から見つめていくもの。
エイジの気丈なふるまい、亡き妹への問い掛け、台詞、全てが完璧。娘を失った両親の穴を埋めるために思索にふけり、自分の存在価値を問い、この年齢でここまで考えられる子がいるのかと驚嘆するとともに心がグサグサと押し込まれる。

父親役の竹野内豊を凌駕していた。

エリナを演じた吉田ちゃんは、おてんばな子でとにかく可愛い。半端なく可愛い。伸びやかな躍動感、ハキハキした台詞と、演技も素晴らしくて可愛い。こんな天使を失ったら、それは苦しいはずだ。

大人はというと、父親役の竹野内はもう少し臆病なニュアンスが出ていてもよかったんじゃないかな?と思う。

母親役の水野美紀は良かった。最近見ないけど、昔(00年代初頭)に比べて落ち着きが出た気がする。台詞を言わない無言の間をすごく上手に使っていた。これは撮り方がいいのかもしれないけど。

舞台の岐阜も綺麗だったし、映像も上手かった。ラストシーンは感動の涙がこぼれた。
奇跡の傑作。広田くんと里琴ちゃんを抱きしめてあげたい。

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