2014年はのべ53本の映画の感想を書き留めました。
同じ作品を何度か見たりしたので単純な鑑賞回数はもう少し増えるかと思いますが、この中から私的トップ10を選んでみたいと思います。
なお、リンク先の鑑賞時の評価の星の数は、当時の感覚なので今回の総括と相違がある可能性があります。
ご当地映画の傑作in富山
10位
2012、矢口史靖監督、五十嵐信次郎(ミッキー・カーチス)
人間味を温かく、下品にならないハイレベルの笑いを織り込み描いていた。吉高由里子も好演。
9位
2014、中村義洋監督、井上真央
湊かなえの原作もあいまって、視点の切り取り方が本当に上手だった。嘘とホントを視聴者がどれだけ見分けられるか試される一本。
8位
2011、川野浩司監督、中村蒼
氷見を舞台にしたご当地映画。田舎の閉鎖性以上に、中村と山下リオのいかにも高校生らしい演技っぷりに感動。どストレートな青春作品。
「好き」の多様性を感じよう
7位
2008、内田けんじ監督、大泉洋
ミスリードに次ぐミスリードを誘発し、高い次元で観る者を転がす。その割にごちゃつかず伏線の回収もしっかり行い鑑賞後の快感は格別。
6位
2008、タナダユキ監督、蒼井優
序盤の構成の仕方が抜群に上手い。あとはひたすらナチュラルで自由な蒼井優を愛でる。
5位
2014、今泉力哉監督、岡部成司
「好き」という概念を若者たちの色恋模様を傍観することで考えることができる良作。回し方もキャラ設定も気概が感じられて、出会えて良かったと思える作品。
4位
2012、吉田大八監督、神木隆之介
章立てで多角的な視点を持った小説の技法に頼らず桐島とは何たるやを描写。高校生時代を思い出させる日常の切り取り方も秀逸だった。
アイカツ、いけちゃん、サバイバル。
トップ3の前に、入れたかったけど割愛した良作を。
清く尊い。アニメ版をある程度理解していることが条件かも。
時間軸の運び方と吉高由里子に注目。
子供が主人公でファンタジー要素を盛り込みながらも大人の心に良く染みる。
潔いバトルロワイアル。結構結構。
エッチでムフフでイイ話。クドカン全開。
上質ラブコメを抑えて1位に輝いたのは…
ではトップ3。
3位
2004、是枝裕和監督、柳楽優弥
実話をモチーフにした社会派作品。その事件を再現したり、同情を誘う作品はあれど、実際の彼らを目の前に想起させて考えさせることができる一本。
2位
2011、前田弘二監督、吉高由里子
1位にするか凄く迷った上質ラブコメ。ストーリーもさることながら、登場人物の掛け合いやセリフ、シーンの回し方に至るまでリズムが非常に優れている。吉高由里子の活かし方も完璧。
1位
2013、大根仁監督、新倉健太
恋愛観察と自己投影を高いレベルで両立。映画館だけで4回鑑賞、DVDも買った。ちなみに昨日新年1回目の恋の渦を鑑賞した。台詞の演じてない感が素晴らしい。他人事であってほしいけど、他人事ではないこの感覚。好き嫌いあるかもだけどオススメです。
長文を読んでくださりありがとうございました。